ドージコイン財団のHouse of Doge、逆買収でナスダック上場へ

ドージコイン財団の事業部門House of Dogeが、逆買収を通じて来年初頭にナスダック上場へ。ドージコインの主流採用と制度化を目指す。

宇城 良 By 宇城 良 黒川 理佐 Editor 黒川 理佐 Updated 1 min read
ドージコイン財団のHouse of Doge、逆買収でナスダック上場へ

Key Notes

  • ドージコイン財団の事業部門House of Dogeが逆買収によりナスダック上場へ.
  • 新会社は5000万ドル以上の資金と8億3700万DOGEを管理し、マルコ・マルジョッタ氏がCEOに就任する.
  • 決済サービスやデータ分析、ライセンス事業を通じてドージコインの主流採用と制度化を推進する.

ドージコイン財団の公式事業部門であるHouse of Dogeは13日、Z世代向けeスポーツ・デジタルメディアプラットフォームBrag House Holdingsとの逆買収を通じてナスダックに上場する最終契約を締結した

この取引は2026年初頭に完了する見込みで、House of Dogeは合併後の新会社の過半数株主となる。

この動きは、人気のミームコインであるドージコイン(DOGE)を伝統的な金融市場へと橋渡しする重要な一歩と見られている。

ナスダック上場に向けた企業再編

今回の取引は、ナスダックに上場しているBrag House Holdingsが、House of Dogeを買収する、逆買収という手法で行われる。

合併後、新会社は約5億9400万株の普通株式と、約6930万株に転換可能な証券を発行する計画だ。

これにより、House of Dogeが新会社の経営権を握る構造となる。

経営陣については、House of Dogeのマルコ・マルジョッタCEOが新会社の最高経営責任者に就任する。

また、新たな取締役会は7名で構成され、そのうち6名はHouse of Dogeによって指名される。

新会社の財務基盤と戦略

合併後の新会社は、5000万ドルを超える投資資金を保有する。

さらに、合計で8億3700万以上のドージコインを管理下に置く。

これには、資産運用会社21SharesのスイスETPが保有する1億700万DOGEと、公式ドージコイントレジャリーが管理する7億3000万DOGEが含まれている。

新会社の収益モデルは多角的だ。

ドージコイン建ての決済を可能にする加盟店向けサービスや、取引データなどを活用した独自のデータ分析ツールを提供する。

加えて、知的財産権やブランドのライセンス事業、そして豊富なドージコイン準備金を活用した運用活動も収益の柱となる。

この戦略は、ドージコイン今後の有用性を制度化し、継続的な収益源を確保することを目的としている。

このような動きは、他のミームコインにも影響を与える。

最終的には、ドージコインが決済通貨として主流で採用されることを目指しており、今回の上場は、その正当性とアクセス性を高めるための大きな一歩となる。

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宇城 良

仮想通貨ライター。取引歴5年、ブロックチェーン技術の解説から市場分析、DeFi・NFTの最新動向までカバーします。複雑なトピックを分かりやすく解説し、皆様の的確な意思決定をサポートします。

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