
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
ステーブルコイン発行企業テザー社は23日、同社のベンチャー投資部門テザー・ベンチャーズが投資する120社以上のポートフォリオを公開した。
これらの投資は、2024年に達成した137億ドルの年間利益から実施。
テザー(USDT)やその他のステーブルコインの準備金とは完全に分離して運用されている。
パオロ・アルドイーノCEOは今後数カ月から数年にわたってポートフォリオを大幅に拡大する方針を明らかにし、分散化と個人の主権を推進する企業への投資を継続すると述べた。
テザー・ベンチャーズの投資先は決済インフラ、再生可能エネルギー、ビットコイン(BTC)関連事業、農業、人工知能、トークン化など幅広い分野に及んでいる。
特に注目される投資先は動画共有プラットフォームのランブルや、脳とコンピューターのインターフェース技術を開発するブラックロック・ニューロテックなどだ。
ブロックチェーンを分析する企業である、クリスタル・インテリジェンスへの出資も含まれている。
決済分野では新興市場への進出を重視した戦略が明確だ。
中東に特化した暗号資産アプリKEMや、ラテンアメリカのデジタル資産取引プラットフォームオリオンクスに投資している。
アフリカ企業向けブロックチェーン金融ソリューションのシガも投資先に含まれる。
グローバルな事業展開を支える多角的なアプローチも採用している。
イタリアの名門サッカークラブユベントスへの出資のほか、欧州でのMiCA規制準拠ステーブルコイン発行企業クアントスへの投資も行っている。
テザーは投資先選定において短期的な利益よりも中央集権システムへの依存度軽減、プライバシー促進、個人のエンパワーメントを重視している。
同社公式サイトでは、われわれの資本は単なる財政支援ではなく変化の触媒だと明記。
破壊的技術を持つチームを支援することで、より回復力があり公平な世界の構築を目指すとしている。
ピアツーピア通信プラットフォーム開発のホールパンチや、非管理型暗号資産ウォレットのゼンゴ、ビットコイン中心の財務管理会社トゥエンティワンなど、既存の金融システムの代替となる技術への投資が目立っている。
テザーは単なるステーブルコイン発行企業から、デジタル経済の基盤インフラを構築する総合的なエコシステム企業への転換を図っている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。