ドージコイン事業部門、イタリア名門サッカークラブの筆頭株主に

ドージコイン財団の事業部門ハウス・オブ・ドージが、パートナー企業と共にイタリアのサッカークラブの筆頭株主に就任した。

井上 雪芽 By 井上 雪芽 Updated 1 min read
ドージコイン事業部門、イタリア名門サッカークラブの筆頭株主に

Key Notes

  • ドージコイン財団の事業部門がイタリアのサッカークラブの筆頭株主になった.
  • 仮想通貨による決済導入など、ファン体験の向上とDOGEの新たな実用性を目指す.
  • 仮想通貨企業が欧州のプロサッカークラブの所有構造に直接入るのは初の事例となる.

ドージコイン財団の事業部門であるハウス・オブ・ドージは20日、パートナー企業と共にイタリアのプロサッカークラブの筆頭株主になったことを明らかにした

これは、暗号資産(仮想通貨)の商業化を目指す組織が、欧州のサッカークラブの所有構造に直接参画する初の事例となる。

ハウス・オブ・ドージは、ナスダックに上場する合併パートナーのブラグ・ハウス・ホールディングスと共に、イタリアで最も歴史あるプロサッカークラブの一つであるUSトリエスティーナ・カルチョ1918の株式を最も多く保有することになった。

この動きは、デジタル資産と伝統的なスポーツの融合を推進する上で、同社を最前線に位置づけるものである。

ドージコイン、欧州サッカーへの大きな一歩

今回の取引は、ドージコインにとって欧州サッカー界への最も野心的な一歩とされている。1918年に設立されたトリエスティーナは長い歴史を持つが、現在リーグで最下位に位置するなど苦戦が伝えられている。

ハウス・オブ・ドージは、ドージコイン財団が掲げる「毎日良いことだけをする(Doing Only Good Everyday)」という理念を継承している。コミュニティや文化的重要性、そして長期的な価値を持つプロジェクトを支援することが目的だ。

公式発表によると、今回の動きは、運営の卓越性、コミュニティへの貢献、そして革新への長期的なコミットメントを示すものだとされる。

ハウス・オブ・ドージは以前から、ロビンフッドや21シェアーズ等の資産運用企業との提携を通じて、スポーツを含む価値ある資産の分散化について示唆していた。

仮想通貨活用でクラブとファンを支援

ハウス・オブ・ドージは、クラブの運営と地域貢献活動を強化するため、即時の資本提供を行う計画だ。クラブのリーダーシップと協力し、実用的な形で仮想通貨を統合していく。

具体的な計画として、ホームゲームでのチケットや飲食物、グッズの支払いに仮想通貨決済を導入することが挙げられる。これにより、試合観戦の体験を向上させると共に、クラブの財政的な安定性を支援する狙いがある。

この取り組みは、ミームコインに新たな実用性を付加し、伝統的なスポーツ機関を通じて仮想通貨の認知と普及を実際に推進している。特にドージコインは、この戦略的提携を通じてブランドの可視性を高めており、停滞していた市場に具体的な関心と取引の活性化をもたらしている。

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井上 雪芽

Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。

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