
2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。
コインベースが支援するBaseネットワークのJesse責任者は8日、Baseトークンの構想に関するアイデアとフィードバックを求める投稿を行った。
この動きは、トークン配布の目的を巡る議論を活発化させている。
特に、仮想通貨分析企業Messariの研究者であるAJC氏の見解が注目を集めている。
同氏は、Baseのエアドロップ(無料配布)の目的は、単にBaseの利用者に報酬を与えるだけでなく、親会社であるコインベースの株主価値を高めることにあると指摘した。
その上で、株主価値の向上と利用者への報酬を両立させるアプローチが最適解だと提案している。
Some longer thoughts on the $BASE token:
The game theory around the upcoming BASE token is particularly interesting because it marks the first time a publicly traded company will launch a token.
Traditionally, TGEs and airdrops act as liquidity events for private investors and… https://t.co/e1BisSjRLx
— AJC (@AvgJoesCrypto) October 7, 2025
Baseは、コインベースが開発を主導するイーサリアム(ETH)のレイヤー2ブロックチェーンだ。
2023年のメインネット公開以来、低コストかつ高速な取引処理で利用者を増やしてきた。
BaseのJesse Pollak創業者は2025年9月15日、ネットワークのネイティブトークンについて「初期段階の検討」に入ったと発表。
これにより、コミュニティの憶測は公式な開発議論へと発展した。コインベースのBrian Armstrong CEOもこの検討を認めつつ、「確定した計画はない」と慎重な姿勢を見せている。
コインベースが米国の株式市場に上場している企業であるという事実が、この議論の核心にある。
いかなるトークン配布も、最終的にCOIN株主の利益に繋がる必要があるという制約が存在するためだ。
AJC氏が強調するように、株主価値とBaseコミュニティへの報酬という2つの目標を両立させることが、このプロジェクト特有の課題となっている。
トークン発行の発表は、Baseエコシステム全体のユーザー活動を著しく活発化させた。
多くの参加者が、2025年最大級となりうるエアドロップでの報酬を期待している。
オプティミズム(OP)やアービトラム(ARB)といった他のレイヤー2ネットワークの先行事例が、その期待をさらに高めている。
投資家のHnwcrypto氏は、良好な市場環境を活かすため、2025年末までのトークン発行を提案。
一方、コミュニティからは開発者やアクティブユーザー、トレーダーへの報酬を求める声が上がっている。
ロックされた総価値(TVL)や取引高の増加だけを追求すれば、短期的な資金は集まるかもしれない。
しかし、それがエコシステムの持続的な成長を保証するとは限らず、短期的な指標と長期的な価値創造の間で緊張が生まれている。
また、Baseはソラナ(SOL)とのブリッジも公開しており、イーサリアムエコシステムを超えた拡大を目指している。
トークンは単なる手数料支払い手段ではなく、ガバナンス、エコシステム開発、分散化を促進する役割を担う可能性がある。
しかし、プロジェクトはまだ初期の検討段階にあり、トークンが配布される保証はない。規制上の課題や、最終的な配布基準がコミュニティの期待と大きく異なる可能性など、リスク要因も依然として残っている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
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