
Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。
カナダの公開企業であるビットコイントレジャリー社(BTCT)は27日、株式公開を通じて1億2500万カナダドルを調達した。同社はこの資金で、ビットコイン(BTC)準備戦略の一環として292.8BTCを取得した。
BTCTは1株10カナダドルで株式を発行し、資金を確保した。取得したビットコインは、機関投資家向け融資サービスの基盤となる。
同社は自らをビットコインに特化した上場企業と位置付けており、株式市場を通じてビットコインへのエクスポージャーを提供する。株式は2025年6月30日から、TSXベンチャー取引所でティッカーBTCTとして取引が再開される予定だ。
発行済み株式数は1007万5080株で、これらの株式には2025年10月27日まで4ヶ月間の法定保有期間が適用される。
BTCTの戦略は、米ストラテジー社などのように、ビットコインを企業準備資産として活用する流れに沿うものだ。機関投資家の仮想通貨採用が進む中で、同社の動きは注目される。特に、米国でビットコインETFが承認されて以降、同様の投資ビークルへの関心は高まっている。
カナダの仮想通貨に対する友好的な規制環境が、BTCTの上場を後押ししている。これにより、個人や機関投資家が株式市場を通じてビットコインへアクセスする機会が広がる。
同社のビットコイン保有は、伝統的な金融の枠組みと仮想通貨の統合を目指す戦略的な目標の一環である。米ビットコイン金融サービス企業ProCap BTCによる1208BTCの取得など、同様の動きが他社でも見られ、セクター全体の勢いを示している。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。