仮想通貨(暗号資産)の種類は、2万種類を超えると言われています。
読者の方の中には「仮想通貨の種類が多すぎて迷う」「仮想通貨が何種類あるのか一覧表で知りたい」と思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、以下の点について解説します。
日本発(日本で買える)仮想通貨の一覧や、ビットコインの類似銘柄・種類なども解説するため、ぜひ最後までご覧ください。

仮想通貨の種類は、2025年時点で2万種類以上あると言われています。
ここまで仮想通貨銘柄の種類が増えた主な理由は、トークンを簡単に発行できる仕組みが整ったことです。イーサリアムなどのプラットフォームを使えば、個人でも短時間で仮想通貨を作成できます。
ミームコインのように話題づくりや資金調達を目的にした通貨が増えたことも、全体の数を押し上げた背景と言えるでしょう。
今後も新しいテーマや技術に合わせて仮想通貨の種類は増えていくと見込まれます。
一方で、使われなくなった通貨や信頼を失った通貨は取引が減り市場から徐々に姿を消していきます。最終的には実用性や信頼性の高い一部の銘柄が残っていく、という見方が有力です。
代表的な仮想通貨の種類と特徴を一覧表で整理します。主な種類は、以下の通りです。
| 種類 | 主な特徴 | 代表的な銘柄 |
| 決済通貨 | 支払い・送金・価値の保存用の通貨 | ビットコイン(BTC) |
| プラットフォーム | アプリやスマートコントラクトの基盤 | イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、トロン(TRON)、カルダノ(ADA) |
| ステーブルコイン | 法定通貨と連動し、価格を安定させる狙い | テザー(USDT)、USDコイン(USDC)、JPYC |
| ユーティリティ/ガバナンストークン | 手数料支払い・特典・投票権などを持つ | ビルドアンドビルド(BNB)、ユニスワップ(UNI)、アーベ(AAVE) |
| ミームコイン/草コイン | ネット文化や話題性から生まれる | ドージコイン(DOGE)、柴犬コイン(SHIB) |
決済通貨は、主に支払いと送金に使われるタイプの仮想通貨です。
日常の決済や個人間送金など、価値を素早く移動させる場面で使われます。長期の価値保存用として意識される銘柄が多いことも特徴です。
ブロックチェーン上でアプリやスマートコントラクトを動かす基盤となるのが、プラットフォーム通貨です。
DeFiやNFT、メタバースなどのサービスも、これらのチェーンの上で動きます。ここでは基盤となるLayer1中心の通貨を一覧で整理し、プラットフォームごとの違いをつかみやすくしていきます。
ステーブルコインは、ドルなどの法定通貨の価格に連動することを目指す仮想通貨です。
値動きが比較的おだやかなため、送金の中継や資金を一時的に置いておく避難先として使われることが多い種類と言えます。
ユーティリティトークンは、手数料の支払いなどサービス内で使うための通貨です。
特定の機能を利用するときの「チケット」のような役割を持つことが多く、保有者に割引や特典を与えるケースもあります。
同じくプロジェクト内で投票に参加できるガバナンストークンも含めて、「そのサービスを使う人のための通貨」という位置づけになります。
ミームコインや草コインは、ネットのネタや話題性から生まれた仮想通貨です。
エルフトークンのようにコミュニティや世界観づくりを前面に出したプロジェクトも、このグループとして語られることが多いタイプです。
日本で買える仮想通貨は、金融庁に登録された暗号資産交換業者(国内取引所)を通じて購入します。
主要な国内取引所ごとの取扱銘柄数と代表的な仮想通貨の種類は下記の通り。
| 取引所名 | 現物の取扱銘柄数 | 代表的な銘柄の例 |
| Coincheck | 35銘柄(現物) | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)、ライトコイン(LTC)など |
| bitbank | 約38銘柄 | ビットコイン(BTC)、エックスアールピー(XRP)、イーサリアム(ETH)、モナコイン(MONA)など |
| GMOコイン | 現物24銘柄前後 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)、カルダノ(ADA)、ソラナ(SOL)など |
| SBI VCトレード | 現物36銘柄 | ビットコイン(BTC)、エックスアールピー(XRP)、イーサリアム(ETH)、カルダノ(ADA)、ドージコイン(DOGE)など |
日本で買える仮想通貨には、決済通貨・プラットフォーム通貨・ステーブルコイン・ミームコインなどがあります。
購入前は、銘柄だけでなく取引所ごとの手数料やサービス内容も確認しておくと安心です。
モナコインやジパングコインなど日本発の仮想通貨 一覧を知りたいときは、国内取引所の銘柄ページを見ると全体像をつかみやすくなります。

仮想通貨のプラットフォームは、大きく「取引所」と「ブロックチェーンプラットフォーム」に分けられます。
ビットコインなどを法定通貨と交換したり、売買注文を出したりするための入り口です。
| 区分 | 取引所名 | 主な特徴 |
| 国内 | コインチェック | アプリが使いやすく、初心者向け |
| 国内 | ビットフライヤー | 長く運営されている大手取引所 |
| 国内 | GMOコイン | 手数料やサービスが比較的充実 |
| 海外 | Best Wallet(ベストウォレット) | 取扱銘柄が多く、ウォレット機能も搭載 |
| 海外 | Bybit(バイビット) | デリバティブ取引にも対応 |
ブロックチェーンプラットフォームは、アプリやスマートコントラクトを動かす「土台」となるネットワークです。
仮想通貨そのものの仕組みを支える役割があります。その上でトークンやNFT、DeFi、メタバースなどのサービスが動きます。
| プラットフォーム名 | ティッカー | 主な特徴 |
| イーサリアム | ETH | スマートコントラクトの代表的な基盤 |
| ソラナ | SOL | 高速・低コストをうたうチェーン |
| BNBチェーン | BNB | バイナンスが展開するプラットフォーム |
| トロン | TRX | 送金やコンテンツ配信に強みを持つ |
| カルダノ | ADA | 研究開発を重視した設計が特徴 |
取引所とブロックチェーンプラットフォームは役割が異なります。
取引所は売買の窓口、ブロックチェーンプラットフォームは通貨やアプリのインフラとなる部分として機能します。
仮想通貨を選ぶときは「どの取引所を使うか」とあわせて、「どのプラットフォーム上で動く通貨か」を意識すると、リスクや将来性を比較しやすくなります。
本記事では、仮想通貨の種類とその特徴、日本で買える仮想通貨、そしてプラットフォームの違いについて整理しました。
今後も仮想通貨 種類 特徴は増えていく一方で、最終的には実用性や信頼性の高い銘柄に絞られていく可能性が高いと考えられます。
また、現物での保有だけでなくビットコインETF承認の流れを受けて、仮想通貨の投資信託という選択肢も少しずつ広がりつつあります。
仮想通貨の世界は進化を続けているため、少しずつ理解度を深めながら、最新情報もキャッチアップするようにしましょう。
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執筆者
細川 唯
, 1 postsCoinspeakerのクリプトライター。難解なブロックチェーン技術や仮想通貨のトレンドを、かみ砕いて伝えることを大切にしています。初心者向けの基礎から上級者向けの応用知識まで、読者のリテラシーに応じた記事を日々執筆しています。