2 mins ビットコインが回復しつつある中、ビットコインを大量保有するマイクロストラテジー(現ストラテジー)が、世界的に注目されています。
しかし、マイクロストラテジーが気になる方の中には、「何の会社なのか」「なぜビットコインを買い続けているのか」「株価は今後上がるのか」と疑問に感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、以下の点について初心者の方にもわかりやすく解説します。
リスクや注意点もあわせて整理するため、マイクロストラテジー株(NASDAQ:MSTR)に投資すべきか判断する材料として、ぜひ最後まで参考にしてください。
マイクロストラテジー(MicroStrategy)は、ビットコイン価格や同社の保有方針、資金調達の動きによって株価が大きく変動しやすい銘柄です。
そのため、投資判断をする際は、直近の決算内容やビットコイン保有量、同社の財務戦略をあわせて確認することが重要です。
本章では、マイクロストラテジーの今後を考えるうえで注目したい最新ニュースを紹介します。
ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、2026年5月5日に2026年第1四半期決算を発表しました。
同社は第1四半期に125億4,000万ドルの純損失を計上しており、前年同期の42億2,000万ドルの損失から赤字幅が拡大しています。
大幅赤字の主な要因は、ビットコイン価格の下落に伴う保有資産の評価損です。
ストラテジーはビットコインを大量に保有しているため、ビットコイン価格が下落すると、会計上の損失が大きく膨らみやすい構造になっています。
ストラテジーは同じ決算発表で、2026年5月3日時点のビットコイン保有量が81万8,334BTCに達したことも明らかにしました。
同社発表によると、保有ビットコインの取得原価は618億1,000万ドル、市場価値は641億4,000万ドルで、平均取得単価は1BTCあたり7万5,537ドルです。
株式や優先株などを活用して資金を調達し、ビットコインを追加取得する戦略を継続しています。
ビットコイン価格が上昇すれば株価の追い風になりやすい一方、下落局面では損失や株価下落のリスクも大きくなる点に注意が必要です。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)は、米国の上場企業で、もともとは企業向けのビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアを提供する会社です。
現在は「ストラテジー(Strategy)」という社名で事業を展開しており、ナスダック市場に「MSTR」のティッカーで上場しています。
同社は、企業がデータを分析し、経営判断に活用するためのソフトウェアを提供してきた企業です。
一方で、近年はビットコインを主要な準備資産として保有する企業としても知られるようになり、通常のソフトウェア企業とは異なる存在感を持つようになっています。
ただし、基本的な事業としては、AIやBIを活用したエンタープライズ向けソフトウェアを提供するテクノロジー企業です。
ビットコイン戦略については後述しますが、まずは「ソフトウェア事業を持つ米国上場企業」と理解しておくとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | Strategy Inc. |
| 旧社名 | MicroStrategy Incorporated |
| ティッカー | MSTR |
| 上場市場 | ナスダック |
| 本社 | 米国バージニア州タイソンズ |
| 主な事業 | AI・BIソフトウェア、データ分析プラットフォームの提供 |
| 創業 | 1989年 |
| 共同創業者 | マイケル・セイラー氏、サンジュ・バンサル氏 |
マイクロストラテジー(現ストラテジー)は、ビットコインを大量に保有する米国上場企業として知られています。
もともとは企業向けソフトウェアを提供する会社ですが、2020年からビットコインを主要な準備資産として購入し始めました。
現在では、ビットコインの保有企業ランキングで1位の企業となっています。
背景にあるのは、現金の価値がインフレによって目減りするリスクへの対策です。
同社は、余剰資金を現金のまま保有するのではなく、長期的に価値保存手段となり得る資産としてビットコイン(BTC)を選びました。
現在のストラテジーは、単にビットコインを保有しているだけでなく、株式や転換社債などを活用して資金を調達し、その資金でビットコインを追加購入する戦略を取っています。
そのため、同社の株価は通常のソフトウェア企業としての業績だけでなく、ビットコイン価格の動きにも大きく左右されやすくなっています。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)は、一般的なソフトウェア企業とは異なり、ビットコイン戦略によって注目を集めている米国株銘柄です。
同社の特徴を理解するには、複数の視点から全体像を理解することが重要です。本章では、マイクロストラテジーの主な特徴をわかりやすく解説します。
マイクロストラテジーの最大の特徴は、企業の準備資産としてビットコインを大量に保有するビットコイン関連銘柄であるという点です。
現在のストラテジーは、単なるソフトウェア企業というよりも、「ビットコインを軸にした上場企業」として投資家から注目されています。
同社は、以下のような方法でビットコイン保有を拡大してきました。
2026年5月3日時点では、同社のビットコイン保有量は81万8,334BTC、取得原価は618億1,000万ドル、平均取得単価は1BTCあたり7万5,537ドルと発表されています。
上記のように、マイクロストラテジーはビットコインを企業価値の中心に据えているため、株価もビットコイン価格の影響を受けやすくなっています。
マイクロストラテジーの株価は、ビットコインの将来価格の影響を受けやすい点も大きな特徴です。
通常のソフトウェア企業であれば、売上や利益、契約数などが株価の主な判断材料になります。
一方、現在のストラテジーはビットコイン保有量が非常に大きいため、ビットコイン相場の変動が株価にも反映されやすくなっています。
直近の例では、ストラテジーは2026年第1四半期に125億4,000万ドルの純損失を計上しました。
これはビットコイン価格の下落によって、保有ビットコインの評価損が大きく膨らんだことが主な要因です。
ビットコイン半減期などの影響でBTC価格が上がれば、保有資産の価値が増え、株価にも追い風となりやすい一方、下落時には評価損や投資家心理の悪化につながります。
マイクロストラテジーは、ビットコイン保有企業として注目される一方で、もともとは企業向けソフトウェアを提供してきたテクノロジー企業です。
現在のストラテジーも、AIやBI(ビジネスインテリジェンス)を活用した分析プラットフォームを展開しており、企業のデータ活用や意思決定を支援しています。
ストラテジーの具体的な事業内容は、以下の通りです。
マイクロストラテジーはビットコイン戦略で大きな注目を集めていますが、本業としては企業向けのAI・BIソフトウェアを提供する会社です。
株価を見る際は、ビットコイン保有だけでなく、ソフトウェア事業の成長性や収益力もあわせて確認するようにしましょう。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)の株価は、2026年5月6日時点で186.90ドルとなっています。
直近では、2026年第1四半期決算で125億4,000万ドルの純損失を計上したことが注目されました。
主な要因は、ビットコイン価格の下落による保有資産の評価損です。
決算発表後、同社株は時間外取引で1.4%下落した一方、年初来では約23%上昇しており、ビットコイン相場に左右されながらも強い値動きが続いています。
同社は2026年5月3日時点で81万8,334BTCを保有しており、ビットコイン保有企業としての性格がより強まっています。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)の株価は、2020年以降に大きく変動してきたことがわかります。
特に2024年後半から2025年前半にかけて急騰し、その後は大きく下落するなど、一般的なソフトウェア株というよりも、ビットコイン関連株として値動きしている印象が強いです。
2020年頃までは米国株の割安銘柄でしたが、2021年にかけて一度大きく上昇しました。その後、2022年には相場全体の悪化もあり、株価は下落基調となります。
重要な節目となったタイミングは、以下の通りです。
マイクロストラテジーの株価は、長期的には大きな上昇局面を経験している一方で、短期間で急落する場面も目立ちます。
特に2024年以降は値動きが非常に大きくなっており、ビットコイン価格、同社の保有戦略、資金調達の動きが株価に強く影響していると考えられます。
マイクロストラテジー(現ストラテジー)の将来株価を考えるうえでは、ビットコイン価格の動向が最も重要な要素になります。
現在のストラテジーは、ビットコインを大量に保有する上場企業であるため、株価も通常のソフトウェア企業よりビットコイン相場の影響を受けやすい構造です。
一方で、ビットコイン価格が上昇すれば株価の上振れ余地が大きくなる反面、下落局面では大きく調整する可能性もあります。
そのため、以下では強気・中立・弱気のシナリオを踏まえ、2026年から2030年までの株価予想を最低値・平均値・最高値に分けて整理します。
| 年 | 最低値 | 平均値 | 最高値 |
| 2026年 | 120ドル | 220ドル | 380ドル |
| 2027年 | 150ドル | 320ドル | 550ドル |
| 2028年 | 180ドル | 450ドル | 800ドル |
| 2029年 | 220ドル | 600ドル | 1,100ドル |
| 2030年 | 250ドル | 750ドル | 1,500ドル |
2025年の高値圏から調整した後、2026年5月時点では反発の動きも見られますが、依然として値動きの大きい銘柄です。
2026年の将来株価に影響する主な要因は、以下の3つです。赤字幅が拡大した場合は警戒されやすく、反対に財務戦略への信頼が高まれば株価の支えになる可能性があります。
2026年は、ビットコイン相場の方向性とストラテジーの財務戦略が株価を左右する年になりそうです。上昇余地はある一方で、短期的な調整リスクも大きいため、価格変動を前提に見ておく必要があります。
2027年のマイクロストラテジー株は、2026年のビットコイン相場や同社の資金調達戦略を受けて、さらに評価が分かれやすい局面になると考えられます。
ビットコインが中長期で上昇基調を維持できれば、同社の保有資産価値が高まり、株価にも追い風となる可能性があります。
2027年の将来株価に影響する主な要因は、以下の3つです。
2027年は、ビットコイン価格の上昇が続けば株価の上振れ余地がある一方、資金調達による希薄化や相場の反落が意識される年にもなりそうです。
ソフトウェア事業が安定していれば、ビットコイン価格が調整した場合でも株価の下支えになる可能性があります。
強気シナリオだけでなく、調整リスクも含めて見ておくことが重要です。
2030年のマイクロストラテジー株は、ビットコインが長期的な資産としてどこまで市場に受け入れられるかによって、大きく評価が変わると考えられます。
ストラテジーはビットコインを大量に保有しているため、2030年時点のビットコイン価格が株価の大きな分かれ目になるでしょう。
2030年の将来株価に影響する主な要因は、以下の3つです。
2030年は、マイクロストラテジーが「ビットコインを保有する企業」としてさらに評価されるか、それともリスクの大きい投資先として警戒されるかがはっきりしやすい時期です。
長期的な上昇余地はあるものの、ビットコイン相場への依存度が高いため、強気シナリオと弱気シナリオの両方を想定しておく必要があります。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)株は、米国ナスダック市場に上場しているため、日本からでも米国株を取り扱う証券会社を通じて購入できます。
ティッカーシンボルは「MSTR」です。購入する際は、日本株ではなく米国株として検索・注文する点に注意しましょう。
購入の基本的な流れは、以下の通りです。
マイクロストラテジー株は、ビットコイン価格の影響を受けやすく、一般的な米国株より値動きが大きくなる可能性があります。
購入する際は、証券会社の手数料や為替コストに加えて、ビットコイン相場や同社の資金調達方針も確認したうえで判断することが大切です。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)株は、ビットコインへの間接投資先として注目されていますが、一般的な米国株とは異なるリスクがあります。
特に、ビットコイン価格との連動性や値動きの大きさを理解したうえで検討することが大切です。
マイクロストラテジーは大量のビットコインを保有しているため、株価もビットコイン価格の影響を受けやすい傾向があります。
ビットコインETFの動向などによりBTC価格が上昇すれば、株価の追い風になりやすい一方、下落すれば保有資産の評価損や投資家心理の悪化につながる可能性があります。
仮想通貨バブルの時には上昇しやすいですが、仮想通貨の暴落局面では一気に株価が下がる可能性もあるため、気をつけましょう。
同社株は、ビットコイン価格だけでなく、決算内容や追加購入、資金調達のニュースにも反応しやすい銘柄です。
そのため、短期間で大きく上昇する可能性がある一方、相場が悪化したときには急落するリスクもあります。
安定した値動きを期待する投資先というより、リスクを取って大きなリターンを狙う銘柄といえます。
マイクロストラテジー株はビットコイン関連銘柄として注目されていますが、ビットコインの値上がりを狙うなら、仮想通貨そのものを購入する方法もあります。
株式を通じて間接的に投資するのか、ビットコインやアルトコイン、ミームコインなどに直接投資するのかを比較し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
ただし、相場が好調な時などは仮想通貨の詐欺も増えるため、注意するようにしましょう。

マイクロストラテジー(現ストラテジー)株は、ビットコイン価格の上昇を間接的に狙える銘柄として注目されています。
ただし、株式である以上、ビットコイン価格だけでなく、決算内容や資金調達、米国株市場全体の影響も受けます。
そのため、仮想通貨市場そのものの成長を狙いたい場合は、ビットコインやアルトコインに直接投資する方法もあります。
特に、上場前の段階から参加できるプレセール仮想通貨は、初期価格で購入できる可能性があるため、高いリターンを狙いたい投資家から注目されています。
新しい仮想通貨を検討する際は、以下のポイントを確認しておくとよいでしょう。
上記のようなプレセール仮想通貨を探す際に、候補の1つとして使いやすいのがBest Walletです。
Best Walletでは、ビットコインだけでなく、注目のアルトコインや草コイン銘柄にアクセスできるため、マイクロストラテジー株以外の投資先を探したい人にも向いています。

マイクロストラテジー株は、ビットコインに間接的に投資できる米国株として魅力があります。
一方で、より仮想通貨市場に近い投資機会を探すなら、プレセール銘柄やICO仮想通貨も選択肢になります。
ただし、価格変動やプロジェクト失敗のリスクも大きいため、投資する際は様々な仮想通貨の種類を検討し、余裕資金の範囲で慎重に判断することが大切です。
マイクロストラテジー(現ストラテジー)は、もともとAI・BIソフトウェアを提供する米国企業ですが、現在はビットコインを大量保有する上場企業として注目されています。
株価はビットコイン価格に左右されやすく、大きな上昇余地がある一方で、値動きの大きさには注意が必要です。
投資を検討する際は、ビットコイン価格、保有量、資金調達の状況、本業のソフトウェア事業をあわせて確認しましょう。
また、仮想通貨市場そのものに投資したい場合は、Best Walletなどを活用しながら、自分に合った投資方法を検討してみてください。
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執筆者
林田 博美
Coinspeakerエディター, 19 postsCoinspeaker Japanライター。2021年頃から仮想通貨、ビットコイン投資をスタート。ブログ運営しながら、暗号資産に関する知識を深め、最新テクノロジーも勉強。仮想通貨の大手メディアで多数記事を執筆。専門分野は仮想通貨全般に加え、WEB3やNFTなど。