仮想通貨(暗号資産)のマージン取引とは、証拠金(マージン)を担保にして資金を借り、自己資金以上の取引ができる仕組みやサービスのことです。
比較的ポピュラーな仕組みですが、投資初心者の中には「どういうメリットがあるの?」「どの仮想通貨取引所でマージン取引ができるの?」といった疑問を持つ方もおられるでしょう。
そこで本記事では仮想通貨のマージン取引について、以下の内容を解説します。
仮想通貨のマージン取引とハイロー取引の違いとは?といった細かい疑問にも答えていくため、マージン取引に挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

マージン取引とは、証拠金を担保に資金を借り、レバレッジを効かせておこなう取引の仕組みおよびサービスのことです。
仮想通貨市場において、一般的にマージン取引は「現物マージン取引」のことを指し、先物取引と区別されます。
証拠金を担保に、“現物の仮想通貨”を借り入れておこなう現物取引のこと。
現物資産の所有権はあるものの、資産状況が悪化すると強制決済リスクが生じる。
買い手と売り手の間で、特定の量の仮想通貨を将来の日付にあらかじめ決められた価格で売買する契約を結ぶ取引のこと。
期限付き先物と無期限先物がある。
価格を参照する原資産(仮想通貨)そのものは所有・売買しない。
しかし、本記事ではマージン取引をより広義に捉え、マージン取引の中に「現物マージン取引」と「先物取引」が包括されているという前提で解説を進めていくこととします。

現物マージン取引とは、自己資金以上の仮想通貨現物を借り入れておこなう現物取引のことです。
また先物取引では、ビットコインなどの現物自体は所有せずに、将来の価格変動に対して売買をおこないます。
この2つにどういった共通点と相違点があるのか、わかりやすく表に整理しました。
| 項目 | 現物マージン取引 | 先物取引 |
|---|---|---|
| 取引内容 | 現物を借りて売買 | 価格の契約を売買 |
| 現物保有 | あり(借入) | なし |
| ショート |
可能 (現物を借りて売る) |
可能 (契約で売る) |
| レバレッジ | あり | あり |
| 最大レバレッジ | 10倍程度 | 数百倍 |
| 対象銘柄数 | 少なめ | 多彩 |
| 提供事業者 | 少ない | 多い |
| コスト | 借入利息 | 資金調達料 |
| 決済期限 | なし | 商品ごとで有無が異なる |
| 強制ロスカット | あり | あり |
| 価格乖離 | なし | 現物と乖離することがある |
現物マージン取引と先物取引は、いずれもレバレッジを用いて効率的にポジションを取れる点が共通しています。
またどちらもショートが可能で、証拠金の不足によるロスカットリスクがある点も同じです。
ただし、レバレッジ倍率は一般的に先物取引の方が高く設定されており、さらに対応銘柄数も先物の方が豊富です。
現物の借り入れという制限がない分、先物取引はより自由度が高い設計がなされており、多様な戦略に向いています。
対して現物マージン取引は、そもそも提供している事業者が限定的であり、レバレッジや投資先銘柄の自由度も劣ります。
しかし、相対的にリスクを抑えられた構造になっており、レバレッジを掛けつつも安全性に重きを置きたい仮想通貨投資家に適したサービスだと言えるでしょう。
マージン取引(現物マージン取引・先物取引)は、さまざまな仮想通貨取引所で提供されています。
本章ではその中から、2025年最新のおすすめ取引所をランキング形式でご紹介します。

MEXC|マージン取引の特徴
大手海外取引所のMEXC(エムイーエックスシー)は、取扱銘柄の豊富さによって世界的な人気を誇っています。
ビットコインのような主要銘柄はもちろん、ニッチなアルトコインまで幅広い銘柄で、マージン取引(無期限先物)を楽しめます。
銘柄によってレバレッジ倍率は異なりますが、最大500倍という非常に大きなポジションを持てる点も魅力で、少額資金でも効率的にリターンを狙える環境が整っています。
なおハイレバレッジでの投資は、高いリスクを伴います。しかしMEXCにはデモ取引機能が用意されているため、実戦的な練習からリスク管理の感覚をつかむことが可能です。
これにより初心者でも、安全にステップアップしながらマージン取引に挑戦できます。
| 名称 | MEXC(エムイーエックスシー) |
|---|---|
| 銘柄数(現物含む) | 2,700種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ✕ |
| 関連サービス | コピートレード、グリッド取引、株式先物、デモ取引 |
| 最大レバレッジ | 500倍 |
| 日本語対応 | ○ |

Bitget|マージン取引の特徴
Bitget(ビットゲット)は、幅広い商品ラインナップが魅力の仮想通貨取引所です。
一般的な海外取引所のマージン取引は無期限先物のみの取り扱いとなっていますが、Bitget は現物マージン取引にも対応しており、より柔軟なレバレッジ運用が可能です。
また、裁量取引以外の運用スタイル(コピートレードと取引ボット)も選べます。
くわえて、ステーブルコインのUSDT建てで株式の先物取引も提供しており、ワンストップで複数の資産クラスに投資することもできます。
幅広い運用手段を試したいトレーダーや、複数の資産クラスをまとめて運用したい人に特におすすめです。
| 名称 | Bitget |
|---|---|
| 銘柄数(現物含む) | 1,500種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ○ |
| 関連サービス | コピートレード、取引ボット、株式先物 |
| 最大レバレッジ | 125倍 |
| 日本語対応 | ○ |

Margex|マージン取引の特徴
Margex(マージェックス)は、無期限先物取引に特化して設計されたプラットフォームです。
特化型ということで、サービスのバリエーションではMEXCやBitget などの競合他社には当然劣ります。
しかしその分、先物取引に関する操作性や快適性は、徹底的に追及されています。
特に約定速度の速さは大きな強みで、平均0.008秒未満というハイスピード約定を実現しています。
この処理性能によりスリッページがほとんど発生せず、短期売買やスキャルピングなど、細かな値幅を積み重ねるトレードスタイルと相性抜群です。
また、コピートレード機能を活用すれば、実績のあるトレーダーの戦略をそのまま参考に取引できるため、初心者でも戦略的な運用が可能です。
| 名称 | Margex |
|---|---|
| 取扱銘柄数 | 55種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ✕ |
| 関連サービス | コピートレード |
| 最大レバレッジ | 100倍 |
| 日本語対応 | ○ |

BloFin|マージン取引の特徴
BloFin(ブロフィン)は、現物取引よりもマージン取引(無期限先物)に重点を置いている海外取引所です。
最大150倍のレバレッジに対応しており、幅広い銘柄でさまざまな戦略を試せるため、アクティブにポジションを取っていきたいトレーダーには扱いやすい環境と言えます。
さらに、アカウント作成時に本人確認(KYC)が不要で、取引経験や収入に関する審査もありません。
面倒な手続きなしでスタートできるため、マージン取引をまずは気軽に体験したい人にとって非常に入りやすい点は大きなメリットです。
ただし注意点として、今のところBloFinは日本語表記に非対応です。
英語が苦手な場合やマージン取引の経験が少ない場合は、取引ツールに慣れるまで多少時間が必要になるかもしれません。
| 名称 | BloFin |
|---|---|
| 銘柄数(現物含む) | 500種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ✕ |
| 関連サービス | コピートレード、取引ボット、デモ取引 |
| 最大レバレッジ | 150倍 |
| 日本語対応 | ✕ |

KCEX|マージン取引の特徴
KCEX(ケーシーイーエックス)は、業界最安クラスの取引手数料を強みとしています。
具体的には以下のとおりで、継続的に取引するほどその恩恵を実感できるでしょう。
また、先物取引のコンペを定期的に実施しているのも特徴の一つです。
参加することでトレードの腕試しやモチベーションの向上につながり、もちろんランキング上位に入れたら報酬も獲得できます。
手数料を抑えながら先物取引のスキルを磨きたい初心者から中級者まで、幅広くおすすめできる取引所です。
| 名称 | KCEX |
|---|---|
| 銘柄数(現物含む) | 1,000種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ✕ |
| 関連サービス | 先物取引コンペ |
| 最大レバレッジ | 125倍 |
| 日本語対応 | ○ |

PrimeXBT|マージン取引の特徴
PrimeXBT(プライムエックスビーティ―)は、仮想通貨の無期限先物取引にくわえて、為替や海外の株式、コモディティなど多彩なCFD(差金決済取引)にも対応しています。
なお、仮想通貨に関しては無期限先物とCFDの両方が用意されています。
レバレッジやコスト体系、建玉管理のしやすさなど、自分のトレードスタイルに最適な商品を選択可能です。
CFDの取引ツールには、高性能チャートの「MetaTrader5」を採用。テクニカル分析を駆使しつつ、1つのツールの中で複数の資産クラスに投資できます。
多角的に取引したい中上級者や、チャート分析を重視するトレーダーに向いているプラットフォームだと言えるでしょう。
| 名称 | PrimeXBT |
|---|---|
| 取扱銘柄数 | 100種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ✕ |
| 関連サービス | 仮想通貨やインデックスの各種CFD |
| 最大レバレッジ | 200倍 |
| 日本語対応 | ○ |

WEEX|マージン取引の特徴
WEEX(ウィークス)は、高レバレッジに対応した無期限先物取引を提供しており、少額資金でも効率的にポジションを拡大できます。
また、コピートレードやデモ取引機能が用意されており、初心者でもリスクを抑えながら操作や戦略を学べます。
さらに、先物取引を対象としたエアドロップイベントを毎週実施しており、取引のモチベーション向上や報酬獲得のチャンスを提供しています。
こうした特徴により、経験を積みながら安全に取引を学びたい初心者から、高レバレッジで積極的に取引したいトレーダーまで幅広くおすすめできる取引所だと言えます。
| 名称 | WEEX |
|---|---|
| 銘柄数(現物含む) | 1,700種類以上 |
| 無期限先物 | ○ |
| 現物マージン | ✕ |
| 関連サービス | コピートレード、デモ取引、仮想通貨エアドロップ |
| 最大レバレッジ | 400倍 |
| 日本語対応 | ○ |

マージン取引には、レバレッジによって効率的に利益を狙える点など、さまざまな利用メリットがあります。
一方で、強制ロスカットのリスクなど、注意しておくべきデメリットも存在します。
そこで、実際にチャレンジする前に押さえておきたい重要なメリット・デメリットを整理しました。
メリット
デメリット
また、まずはメリットから詳しく確認していきましょう。
マージン取引では、レバレッジを活用することで自己資金以上のポジションを持つことができます。
例えば、投資資金(証拠金)が100 USDTでそれに10倍のレバレッジを掛ければ、最大で1,000 USDT相当の取引が可能です。
これにより少額資金でも大きなポジションを取ることができ、現物取引よりも効率的に利益を狙えます。
なお、国内取引所のレバレッジ倍率はいずれも2倍で固定ですが、海外取引所では最大値がそれぞれ異なり、数百倍のレバレッジを掛けられるケースもあります。
また現物マージン取引・先物取引ともに、自身のリスク許容度に合わせて1倍から最大値の間で倍率を調整できるのが一般的です。
現物マージン取引と先物取引は、どちらもショート(空売り)での仕掛けが可能です。
現物マージン取引では、証拠金を担保にイーサリアムなどの仮想通貨を借り入れ、それを用いてショートを仕掛けることができます。
一方、先物取引では現物資産の貸し借りが発生しません。
将来の価格を売買する契約そのものを取引するため、現物を保有していなくてもロングとショートのポジションを自由に取ることができます。
このようにマージン取引では、相場の方向性にかかわらず収益機会を追求できるため、現物取引よりも柔軟な戦略構築が可能です。
マージン取引のショートポジションは、現物取引で購入した仮想通貨のリスクヘッジにも活用できます。
例えばビットコインを長期保有していて、同じくビットコインでマージン取引のショートポジションを構築したとします。
こうするとビットコインの価格が下落した場合でも、現物で抱える含み損をショート側の利益で相殺し、ポートフォリオ全体の変動を抑えることができます。
またヘッジ目的のショートは、売買タイミングを無理に変える必要がない点も利点です。
長期的には強気でも短期的な調整が不安な場面では、現物を手放すことなくその価格調整に備えられるため、長期投資家や積立投資をおこなう人にとっても使い勝手の良い手法だと言えるでしょう。

続いて、仮想通貨のマージン取引(現物マージン取引・先物取引)のデメリットも詳しく見ていきましょう。
先ほどマージン取引のメリットとして、レバレッジを用いることで少額資金でも大きなポジションを持てるという点を挙げました。
しかしレバレッジは、使い方次第でデメリットにもなり得ます。
相場が思惑と逆方向に動いた場合、損失もレバレッジ倍率に応じて膨らむため、損失リスクが非常に高くなりやすい点には注意が必要です。
レバレッジは強力な武器ですが、同時に扱いを誤ると一気に資金を失うケースもあるので、慎重な運用が求められます。
現物取引では、現物資産をただ保有しているだけでは追加のコストは発生しません。
しかしマージン取引では、現物マージン取引・先物取引ともに維持コストがかかります。
まず現物マージン取引では、仮想通貨を借り入れているため、利息を支払う必要があります。
また先物取引(無期限先物)では、参照している現物価格との乖離を抑えるための維持コストとして、資金調達手数料を徴収されます。
これらの維持コストを考慮するとマージン取引は、基本的に長期投資よりも短期・中期投資に適した取引形態だと言えるでしょう。
現物マージン取引と先物取引は、いずれも証拠金維持率が一定水準を下回ると、自動的に強制ロスカットされる仕組みが備わっています。
これは証拠金以上の損失が発生することを防ぐための安全装置であり、事業者側のリスク管理としても欠かせない仕組みです。
とはいえ投資家からすると、望まないタイミングで損失が確定されてしまうことにもなり得ます。
特に高レバレッジで取引している場合、ロスカットに至るまでの余裕が少なく、相場が一時的に逆方向に振れただけでも強制決済される可能性があるので要注意です。
それではここで、仮想通貨のマージン取引のやり方をご紹介します。
今回はおすすめとして挙げたMEXCを例に、USDT無期限先物取引のやり方を解説していきます。
まずは、MEXC公式サイトにアクセスしてアカウント(取引口座)を作成しましょう。
メールアドレスもしくは電話番号を登録するだけで、だれでも簡単にアカウントをつくれます。
また、Googleなどの既存アカウントを流用することも可能です。

バイナンスジャパンなどの日本の仮想通貨取引所と違って、MEXCは本人確認(KYC)が必須ではありません。
KYC認証をおこなうと出金制限が緩和されますが、そもそも未認証の状態でも1日あたり10BTC(約1.5億円)の出金が可能です。
こうした背景から、多くのユーザーにとってはわざわざ本人確認手続きをおこなうメリットがほぼなく、未認証のままでも取引上の支障はありません。
無期限先物取引は、ステーブルコインのUSDT建てでおこなうのが一般的です。
そこで以下のいずれかの方法で、MEXCにUSDTを入金しましょう。
入金したUSDTは、デフォルトの状態だと現物口座(現物取引用の仮想通貨ウォレット)に保管されています。
無期限先物取引をおこなう場合は、そのUSDTを現物口座から先物口座へと移動させましょう。
MEXCの資金管理画面から、「振替」を選択します。

振替画面で受信先を「先物」に設定し、対象資産としてUSDTを選択。さらに数量を入力して振替をおこないましょう。

下準備が整ったら、取引したい通貨ペアを選びましょう。
MEXCの場合、ミームコインを含む700種類以上のUSDT建て通貨ペアから、ターゲットを選択できます。

MEXCの無期限先物取引では、マージンモードを「クロスマージン」と「分離マージン」の2種類から選べます。

クロスマージンは先物口座内の全資金を証拠金として共有し、ロスカットまでの耐性が高い代わりにリスクも広範囲になります。
一方で分離マージンはポジションごとに証拠金を固定する方式で、損失がそのポジションに限定されるためリスク管理がしやすく、特に初心者や分散取引に向いています。
どちらか自身のリスク管理方針と合った方を選択しましょう。
MEXCでは、1倍から通貨ペアごとに設定された最大値の間で、自由にレバレッジ倍率を設定可能です。
レバレッジ倍率が高いほど少額資金で大きなポジションを持てますが、ロスカットのリスクも高まります。
自身の戦略やリスク許容度に合わせて、適切な倍率に調整しましょう。


マージンモードなどのベースとなる部分の設定が済んだら、あとは以下の項目を設定して注文を出しましょう。
ポジションを建てる段階から、任意で利確・損切りの予約注文を入れておくこともできます。

以上、MEXCでのマージン取引(無期限先物取引)のやり方をご紹介しました。
MEXC以外の海外取引所でも、下準備から取引までの一連の流れは基本的に変わりません。
無期限先物取引は、リスク管理に関わる設定が現物取引よりも複雑で、さらにその設定次第では大きなリスクを伴います。
そのため特に初心者の方は、レバレッジを極力抑え、少額から慎重に始めることをおすすめします。

仮想通貨のマージン取引は、大きなリターンを狙える反面、損失リスクも非常に高い取引です。
そこで本章では、マージン取引での失敗をできるだけ減らし、リスクを抑えて運用するためのポイントを解説していきます。
繰り返し述べているとおり、マージン取引はレバレッジを効かせられる点が大きな魅力です。
ただ、その扱いには十分な注意が必要です。
国内取引所において、消費者保護の観点からレバレッジの最大倍率が一律で2倍に抑えられていることからも、その危険性は容易に想像できるでしょう。
海外取引所では数十倍から数百倍のレバレッジを掛けられますが、特に経験が浅い内は、レバレッジを抑えることを推奨します。
また、技術が熟達してきたからといって、必ずしもレバレッジを上げる必要もありません。
予想外の事態も想定しつつ、長期的に見て無理が生じない倍率を選ぶことが重要です。
レバレッジによって高いリスクを伴うマージン取引では、損失を最小限に抑えるための戦略が不可欠です。
厳密に設定しておくべき項目は、例えば以下のとおりです。
継続して稼ぎ続けるために、こうした項目を含むリスク管理戦略を徹底的に練り上げましょう。
ちなみにMEXCやBloFinなどの一部の海外取引所は、先物のデモ取引サービスを提供しています。
デモ取引を利用すると、実戦をとおして戦略をブラッシュアップできるのでおすすめです。
マージン取引では、レバレッジによって値動きに対する利益と損失の金額変動が大きくなるため、現物取引以上にメンタルが揺さぶられます。
経験が浅いと特に影響を受けやすく、感情に左右された行動を取りがちです。
しかし感情的な判断には再現性がなく、長期的に安定して稼ぐことは極めて困難です。
だからこそマージン取引では、あらかじめ決めたルールに沿って淡々と実行する姿勢が非常に重要になります。
なお、どうしても自身の感情をコントロールすることが難しい場合は、コピートレードや取引ボットなど、そもそも感情が入る余地がないサービスを利用するのも一つの手です。
仮想通貨のマージン取引は、レバレッジを活用して少額資金でも大きなポジションを持てる点や、相場の上昇・下落どちらでも利益を狙える点が大きな魅力です。
一方で、損失リスクが大きくなりやすいことや、ポジション維持にかかるコストなど、注意すべきポイントも少なくありません。
そうしたメリット・デメリットを正しく理解した上で、無理のない範囲で取り組むことが重要です。
ちなみにコピートレードやデモ取引も活用できるMEXCなら、初心者でも比較的安全にマージン取引を始められます。
本人確認不要で手軽にアカウントを作成できるので、興味がある方はぜひ一度チェックしてみてください。
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執筆者
吉谷 元気
, 0 posts株や為替、不動産など多岐にわたる金融分野で執筆経験を積み、現在はCoinspeakerの専属ライターとして活動中。幅広い知見をもとに、仮想通貨(暗号資産)関連の記事執筆・編集を担当。