2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。
暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズのアドバイザーを務めるジェフ・パーク氏は25日、ビットコイン(BTC)の市場サイクルに関する新たな分析を示した。
パーク氏の分析によると、ビットコイン市場を長年支配してきた4年周期の価格変動サイクルは終わりを迎えたという。
これまでのビットコインは、4年に一度の半減期がマイナーへの報酬を減らし、供給ショックを引き起こすことで価格上昇のきっかけを作ってきた。
供給減が売り圧力を弱め、価格上昇がメディアの注目を集め、個人投資家の熱狂を生むという一連の流れが定説となっていた。もっとも、これまでは仮想通貨半減期が相場の転換点として意識されてきた。
しかし、同氏は現在の市場においてこのメカニズムは著しく希薄化していると指摘する。ビットコインの総供給量の大部分はすでに発行済みであり、半減期による新規供給の減少が市場全体に与えるインフレ抑制効果は限定的になっているためだ。
パーク氏は、かつての半減期主導の動きを古いビットコインのものだと断じている。
これに代わって台頭しているのが、ETF(上場投資信託)を通じた機関投資家の資金フローに基づく2年周期である。
プロの資産運用担当者たちの行動原理が、新たな市場の規則性を作り出しているという。米国でのビットコインETF承認により、市場環境は大きく変化している。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。