コインベースやパクソス、保険料のステーブルコイン決済をテスト

保険ブローカーのエーオンは、コインベースやパクソスと協力し、ステーブルコインを用いた保険料決済の実証実験を完了。USDCなど活用。

黒川 理佐 By 黒川 理佐 倉元 大智 Editor 倉元 大智 Updated 1 min read
コインベースやパクソス、保険料のステーブルコイン決済をテスト

Key Notes

  • 保険ブローカー大手のAon(エーオン)が、ステーブルコインによる保険料決済の実証実験を完了した.
  • 実験にはイーサリアム上のUSDCとソラナ上のPYUSDが使用され、決済時間の短縮が確認された.
  • 米国の規制明確化を背景に、伝統的な金融システムへのステーブルコインの統合が進んでいる.

保険ブローカー大手のAonは9日、暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースなどと協力し、保険料の支払いにステーブルコインを利用する実証実験を完了した。

ロンドンを拠点とし、5兆ドルの資産に助言を行う同社は、ブロックチェーンインフラ企業のPaxosとも提携した。

この取り組みは、大手グローバルブローカーとして初の事例となる。

ステーブルコイン決済の実証実験を完了

実証実験では、米ドルに裏付けられたステーブルコインを使用して保険料の決済が行われた。

取引には、イーサリアム(ETH)ネットワーク上のUSDCと、ソラナ(SOL)ネットワーク上のPYUSDが使用された。

これらのステーブルコインは、同社の顧客であるコインベースとパクソスの保険料の支払いに充てられた。

複数のブロックチェーンを活用することで、柔軟な決済システムを検証している。

従来の銀行を経由した保険料の決済は、特に国境を越える場合、完了までに数日を要することが多い。一方で、ブロックチェーンを利用した決済は数分で資金を移動できる。

さらに、取引記録の透明性が高いという利点もある。同社は、決済プロセス全体を通じて厳格なガバナンス基準を維持している。

同社の金融サービス部門のティム・フレッチャーCEOは、ステーブルコインの受け入れにおいて先行者となる意義を強調した。

顧客のニーズに応える革新への取り組みを前進させると語った。このプロジェクトは、同社のデジタル資産部門が主導して進められた。

規制の明確化が後押し

今回の実証実験の背景には、米国における規制の進展がある。2025年に成立したGENIUS法は、ステーブルコイン発行者に対する初の連邦レベルの枠組みを確立した。

準備金や監督に関する具体的なルールが定められた。

この規制の明確化が、大手金融機関や企業に対して、トークン化されたドルを既存の金融システムに統合するテストを促している。

現在、ステーブルコイン市場は約3000億ドルの規模に達している。規制の整備が進むにつれて、伝統的な金融への組み込みが加速している。

同社の財務責任者であるジョン・キング氏は、技術の成熟に伴い、効率性やコスト削減の機会を評価する準備が整ったと述べた。企業間決済におけるステーブルコインの普及はまだ初期段階にあるが、長期的な可能性は大きいとみられている。

コインベースのブレット・テジポール共同CEOは、機関投資家向けのインフラが迅速で透明性の高い金融業務の拡大を支援すると強調した。

パクソスのアダム・アッカーマン氏も、規制されたステーブルコインが効率的な資本管理のために直接統合できることを示したと語った。

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黒川 理佐
Coinspeakerニュースデスク 黒川 理佐

2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。

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