ビットマイン、イーサリアムのステーキング拡大で事業加速へ

ビットマインがイーサリアムのステーキングを拡大。総量は約54万ETHに達し、資産を利回り運用へ移行する戦略を強化している。

崎野 真一 By 崎野 真一 黒川 理佐 Editor 黒川 理佐 Updated 1 min read
ビットマイン、イーサリアムのステーキング拡大で事業加速へ

Key Notes

  • ビットマインが約406億円相当のイーサリアムを追加でステーキングし、運用規模を拡大した.
  • 同社のステーキング総額は約2669億円に達し、保有するETHの約13%を占める.
  • 将来的にはイーサリアム総供給量の5%を取得し、独自のバリデータ網を展開する計画だ. .

暗号資産(仮想通貨)関連企業のビットマインは4日、イーサリアム(ETH)のステーキング事業を拡大し、新たに大量のETHを追加で預け入れたことが明らかになった。

ステーキング規模の拡大と戦略

ビットマインはイーサリアムのステーキング戦略を継続的に推進している。

オンチェーンデータによると、今回新たに8万2560ETHをステーキング契約へ預け入れた。これは約2億5900万ドルに相当する。

この追加により、ビットマインのステーキング総量は約54万4064ETHに達し、評価額は約17億ドル規模となった。

これは同社が保有する約411万ETHのうち、約13.2%を占める。急速な事業拡大の動きは、財務報告書からも確認されている。

ビットマインのステーキング事業は2025年後半に開始された。

当初は約120億ドル規模のETH財務資産のうち、2億1900万ドル分を運用に回し、単なる保有から利回り重視の運用へと戦略転換を図った。

機関投資家の需要と市場への影響

ビットマインがステーキングを強化する背景には、機関投資家による安定した利回り資産への需要拡大がある。

とりわけビットコイン(BTC)に次ぐ主要アルトコインであるイーサリアムは、利回りを生む資産としての評価を高めている。

イーサリアムのステーキング市場は2025年に2450億ドル規模へ拡大し、総供給量の28%に相当する3400万ETH超がロックされている。

業界分析では、同社の戦略は利回り確保に加え、大量のETHをステーキングすることで流通量を抑制し、デフレ圧力を通じた価格押し上げを狙うものと位置付けられている。

今後の展望と株主総会

ビットマインの長期戦略には、独自のMade in America Validator Network(MAVAN)の展開が含まれる。

同社は2026年初頭の稼働を目標に、イーサリアム総供給量の5%にあたる約600万ETHの取得とステーキングを計画している。

計画が実行された場合、現行価格ベースで年間約12万6800ETH、約3億7100万ドルの報酬が見込まれる。

同社は株主との対話を進め、15日にラスベガスで開催される年次株主総会で詳細を協議する予定だ。

運用規模の拡大により、イーサリアムのバリデータエコシステムでの存在感は一段と高まっており、バリデータ待機列の増加とネットワーク分散性への影響が注視されている。

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崎野 真一
Coinspeakerアナリスト 崎野 真一

仮想通貨・ブロックチェーン専門Webライター。2017年より仮想通貨業界に参入。主要通貨の動向分析からDeFi、NFT、Web3などを専門に執筆。英文ホワイトペーパーの解読や海外プロジェクトの技術翻訳など、幅広く活動しています。

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