米上場企業初、DFDV社がソラナで自社株をトークン化

ソラナに注力する米上場企業DeFi Development社は、クラーケンのxStocksサービスを活用し、ソラナ上で自社株をトークン化する。

黒川 理佐 By 黒川 理佐 大智 倉元 Editor 大智 倉元 Updated 1 min read
米上場企業初、DFDV社がソラナで自社株をトークン化

Key Notes

  • 米上場企業DeFi Development社が、ソラナ上で自社株をトークン化する初の企業となる.
  • 仮想通貨取引所クラーケンのxStocksプラットフォームを利用する.
  • 同社はソラナ(SOL)への大規模な投資を続けている.

ソラナ(SOL)に注力する財務企業DFDV社は24日、暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンと提携し、自社株をトークン化することを明かした。

この取り組みは、クラーケンの「xStocks」プラットフォームを通じて、ソラナブロックチェーン上にDFDVxとして扱われる。

一方で、DFDVの株価はこの発表後、33.09%下落している。しかし同社は、2025年6月に50億ドルの株式枠を確保しSOLを取得するなど、ソラナ中心の事業への強い姿勢を崩していない。

株式のトークン化が流行

DFDVは、ソラナブロックチェーン上で自社の株式をトークン化する米国初の上場企業となる。

仮想通貨取引所クラーケンが提供するxStocksでは、すでにアップルやテスラ、エヌビディアなどの株式がトークン化され、米国外の投資家向けに提供されている。

今回の提携の背景には、現実資産(RWA)や株式のトークン化に対する機関投資家の需要の高まりがある。

ソラナはその高い処理能力と低い取引手数料から、伝統的金融とDeFiの架け橋として注目を集めている。

クラーケンもソラナエコシステムの活用に注力しており、xStocksプラットフォームはその戦略の一環だ。

デファイ・デベロップメント社のジョセフ・オノラティCEOは、この動きが株式所有とオンチェーン金融アプリケーションを融合させるきっかけになると強調した。

同氏は「新たなユースケースを探求する準備ができている」と述べ、将来の展開に意欲を見せた。

クラーケン元幹部が主導

DFDVは、以前はJanoverという社名で知られていた。しかし2025年4月、クラーケンの元幹部らが経営に参画して社名を変更し、ソラナへの投資を積極的に進めてきた。

最近では1,150万ドル相当のSOLステーキングトークンを取得しており、ソラナエコシステムにおける自社資産の拡大戦略を明確に示している。

このような動きは同社に限ったものではない。ナスダック上場のUpexi社は1億ドルの調達資金の9割以上をソラナの購入に充当した。

また、カナダを拠点とするソルストラテジーズ社も、事業損失を抱えながらソラナを積極的に蓄積している。

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黒川 理佐

2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。

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