
Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。
ある大口投資家は8月3日までの3日間で、約3億ドル相当のイーサリアム(ETH)を購入した。
取引はアドレス「0xdF0A67Ded…」を通じて行われ、7万9461ETHが19回に分けて送金された。最大の取引は1万9000ETH(約7300万ドル)に上る。
購入は暗号資産(仮想通貨)投資銀行ギャラクシー・デジタルの店頭(OTC)取引で実施され、市場への影響を抑えながら進められた。
Somebody is buying a TON of ETH.
In the past 3 days, this address has accumulated $300M of ETH from Galaxy Digital OTC.
It’s currently worth $274M, with this address down $26M or 8.7% so far.
Address: 0xdf0A67Ded855F8ea4baB6399690883243c0e2EF3 pic.twitter.com/pB9Foxm1wx
— Arkham (@arkham) August 3, 2025
今回の大量購入は、イーサリアムの価格が3800ドルを下回るなど、市場が調整局面にある中で行われた。これは、価格下落を好機と捉えた戦略的な押し目買いである可能性が高い。
この動きは、DeFiやAI分野でのイーサリアムの役割、さらには将来的なETF承認への期待感を背景とした、機関投資家からの関心の高まりを反映している。
強い確信を持った買い手が、市場の転換点を見越してポジションを構築しているものと見られる。イーサリアムは代表的なアルトコインであり、その動向は他の通貨にも影響を与えやすい。
一方で、このクジラは購入後の価格変動により、現時点で約2600万ドルの含み損を抱えている。これは、仮想通貨市場における短期的なボラティリティのリスクを浮き彫りにする。
この大規模な取引が明らかになったことで、イーサリアムの価格は一時的に3800ドル近辺まで反応した。今後、他の市場参加者がこのクジラの動向に追随することで、市場全体の流動性や変動性が高まる可能性も考えられる。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。