MEXC(エムイーエックスシー)とは、業界トップクラスの銘柄数と多彩なサービスが魅力の海外の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
170以上の国と地域でサービスを展開している業界最大手の一角で、日本人投資家からも高い人気を博しています。
ただ、「MEXCって何がいいの?どうやって使うの?」「どこの国の仮想通貨取引所?安全性は?」といった疑問を持つ方も当然おられるでしょう。
そこで本記事では、人気の海外取引所MEXCについて以下の項目を解説します。
- MEXCとは?手数料などの基本情報や所在地
- MEXCのリアルな評判
- MEXCの使い方(口座開設方法・入金方法など)
これからMEXCを使ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
MEXC(エムイーエックスシー)とは?

| 名称 |
MEXC(エムイーエックスシー) |
| 法人設立国 |
セーシェル共和国 |
| 創業 |
2018年 |
| 銘柄数 |
- 現物取引:2,700種類以上
- 先物取引:800種類以上
|
| 日本語対応 |
〇 |
| 本人確認の要否 |
不要(一部サービスに制限あり) |
MEXCの主要サービス一覧
- 現物取引:多数の仮想通貨ペアをリアルタイムで売買可能
- 先物取引:無期限契約・高レバレッジ(最大500倍)対応
- クイック購入:クレカや電子マネーで仮想通貨を買える
- P2P取引:ユーザー同士で直接売買
- コピートレード:成績の良いトレーダーを選んで戦略を自動コピー
- グリッド取引:先物取引用の自動売買ツール
- Meme+:新興ミームコインにいち早く投資できる
- ローンチパッド:上場予定銘柄を割引価格で買える
- Kickstarter:新しい仮想通貨のエアドロッププラットフォーム
- MEXC Earn:セービングなどのワンストッププラットフォーム
- MEXCローン:仮想通貨を担保にしたローン
- API サポート:注文用APIによる自動化や取引履歴の取得が可能
- MXトークン:独自トークン、保有特典や報酬システムがある
- DEX+:ブロックチェーン上で取引できるモード
MEXCの各種手数料
| 項目 |
基本料率 |
| 取引手数料(現物取引) |
メイカー0%、テイカー0.05%
(手数料無料銘柄や割引プログラムあり) |
| 取引手数料(無期限先物) |
メイカー0.01%、テイカー0.04%
(手数料無料銘柄や割引プログラムあり) |
| 仮想通貨の入金手数料 |
無料 |
| 仮想通貨の出金手数料 |
銘柄ごとで異なる |
| 口座開設手数料 |
無料 |
| 口座維持手数料 |
無料 |
MEXC(読み方:エムイーエックスシー)は、2018年に設立された海外の仮想通貨取引所です。
シンガポールで創業し、現在はより柔軟なビジネス環境を持つセーシェル共和国に拠点を移しています。
多言語サポートによって日本を含む170以上の国と地域にサービスを提供しており、ユーザー数は世界で累計4,000万人超を誇ります。
その最たる魅力は、取扱銘柄が豊富にある点です。海外でもトップクラスの2,700種類以上を扱い、新興銘柄の取り扱いにも積極的です。
また、サービスのバリエーションも豊富で、初心者から上級者まで各々の目的に合った使い方ができます。
MEXCのお得なキャンペーン

MEXCは現在、2種類のお得なキャンペーンを実施中です。
どちらも12/1までの、期間限定で開催されています。
特に全ユーザー向けのキャンペーンでは、抽選で最大 5,000USDT(約75万円) が当たるチャンスがあるため、日頃からMEXCを利用している人はもちろん、これから始める人にとっても見逃せません。
詳しくはMEXCのキャンペーンまとめで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
MEXCを見てみる
MEXCのメリット

MEXCは世界中の仮想通貨投資家に愛されている海外取引所ですが、もちろんメリットと同時にデメリットもあります。
そこで本章では、特に日本人投資家にとって見逃せないメリット・デメリットを整理しました。
メリット
- 取扱銘柄数が業界トップクラス
- 取引手数料が格安
- レバレッジの自由度が高い
- サービスのバリエーションが多彩
- MXトークン保有で特典を受けられる
デメリット
- 日本円を直接入金できない
- 上場廃止が頻繁に発生
- 一部他社と比べて仕組商品は少なめ
また、上記の5つのメリットを詳しく確認していきましょう。
①取扱銘柄数が業界トップクラス
国内取引所は新規上場のハードルが高く、現状ラインナップが多い事業者でも、その数は50種類程度です。
一方でMEXCは、現物取引で2,700種類以上、先物取引で800種類以上と、文字どおりケタ違いのラインナップを誇ります。
またこの数は、海外取引所の中で見比べてもトップクラスです。
アルトコイン投資を重視するユーザーにとっては、MEXCの銘柄数は大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、新しい仮想通貨プロジェクトや草コインの上場スピードが非常に速く、他の大手取引所ではまだ扱われていない銘柄もいち早く取引できる点が魅力です。
早期上場によって価格が動きやすいフェーズから参加できる場合も多く、トレード戦略の幅を広げることができます。
②取引手数料が格安
国内の仮想通貨取引所のユーザー数は、多くても数百万人規模に留まります。
対してグローバルにサービスを展開しているMEXCのユーザーは累計4000万人以上で、国内事業者と比べて薄利多売のビジネスモデルを構築できます。
そうした背景もあってMEXCは、現物・先物ともに取引手数料が業界最安水準に設定されており、コストを重視する投資家から高い評価を得ています。
特に短期トレードや高頻度トレードを行うユーザーにとって、手数料のわずかな差が長期的な収益に大きく影響するため、MEXCのコスト面での優位性は見逃せません。
また、独自トークンの「MXトークン」を利用したディスカウントも用意されており、使い方次第でより効率的な運用が可能です。
③レバレッジの自由度が高い【最大500倍】
MEXCは、レバレッジ取引ができる仮想通貨取引所です。
国内の仮想通貨取引所では、法規制によりレバレッジ取引の倍率が最大2倍に制限されています。
一方MEXCでは、最大500倍という海外取引所の中でもトップクラスのレバレッジを利用できます。
なお、「海外取引所=ハイレバで危険」という誤解を持つ人もいますが、MEXCで必ずしも高倍率を使う必要はありません。
例えばBTC/USDTの先物では、1倍〜500倍の範囲で、ユーザーが自由に倍率を設定できます。
設定次第では、むしろ国内取引所よりも低リスクでトレードすることも可能です。

さらに、マージンモード(クロス/分離)によってもリスク管理ができるため、自分のリスク許容度に合わせて柔軟に戦略を組める点も魅力です。
高いレバレッジを使えること以上に、この自由度の高さこそが、MEXCが多くのユーザーを惹きつける要因だと言えるでしょう。
④サービスのバリエーションが多彩
MEXCは、単なる裁量取引(現物・先物)のプラットフォームではなく、多彩な派生サービスが用意されています。
例えばコピートレードでは、安定した実績を残しているトレーダーを選び、その戦略をコピーして自動運用することができます。
また、新規プロジェクトのトークンを先行購入できるローンチパッドや、セービングを通じたインカムゲイン獲得など、ユーザー各々の目的に応じてさまざまな運用手法を選択可能です。
これらの機能がすべてワンストップで提供されているため、複数のプラットフォームを使い分ける手間を減らし、より効率的な運用環境を整えられます。
⑤MXトークン保有で特典を受けられる
MEXCの独自トークンであるMXトークン(MX)を保有することで、ユーザーは複数の特典を受けられます。
具体的には以下のとおりです。
- 毎月のエアドロップ(Kickstarter、ローンチプール)
- 最大50%の手数料割引
- アフィエイトプログラムによるキャッシュバック
特に手数料割引は獲得のハードルが低く、その恩恵は長期的に見ると非常に大きくなります。
そのため、MEXCを継続的に利用する予定のあるユーザーにとって、MXは保有価値の高いトークンと言えるでしょう。
MEXCのデメリット

続いてデメリット側も、詳細を押さえておきましょう。
①日本円を直接入金できない
MEXCはユーロなど複数の法定通貨の入金に対応していますが、残念ながらその中に日本円は含まれていません。
したがって日本人投資家が利用する際は、まず国内取引所で取引の元手となる仮想通貨(ビットコインやXRPなど)を購入し、それをMEXCへ送金するという手段を取るのが一般的です。
国内取引所を利用する場合と比べると、下準備にやや手間がかかるということです。
なお、クイック購入(クレカ・電子マネー決済)やP2P取引を用いて、国内取引所を介さずにMEXC内で取引用の仮想通貨(USDTなど)を調達することも可能です。
ただし、それらのサービスは便利な反面、決済レートがユーザーに不利に設定されていることが多く、実質的な取引コストは割高になります。
そのため、やはり基本的には国内取引所との併用が、MEXC利用の際の前提となるでしょう。
②上場廃止が頻繁に発生
MEXCは、圧倒的な銘柄数が強みの一つとなっています。
ただその一方で新陳代謝が非常に激しく、マイナー銘柄の上場廃止が頻繁に発生します。
特に先物銘柄はリスク管理の観点から審査が厳しく、出来高不足や安全性の懸念がある銘柄は容赦なく取り扱いが終了していきます。
これは投資家保護の面では合理的な運用方針だと言えますが、保有中の銘柄が突然上場廃止になった場合、売り圧力が急激に上がって仮想通貨価格が暴落するなどの不利益を受ける可能性があります。
したがって、草コインや新興銘柄中心にトレードをするユーザーは特に注意が必要です。
MEXCを利用する場合は、公式のお知らせ欄を定期的にチェックし、上場廃止情報を早めに把握することが重要になります。
③一部他社と比べて仕組商品は少なめ
仕組商品とは、特定の条件や構造に基づいて利益や損失が変動する金融商品のことです。
具体的には以下のようなものがあります。
- レバレッジトークン:レバレッジがあらかじめ組み込まれたトークン
- デュアル投資:市場がどちらの方向に変動してもリターンを狙える商品
- ボラティリティ投資:ボラティリティの度合いによってリターンが変動する商品
投資上級者の中には、こうした仕組商品を好んで利用する方も少なくありません。
海外取引所では例えばBitgetなど、仕組商品に力を入れている事業者もあります。しかしMEXCは、オーソドックスな機能が充実している一方で、仕組商品のラインナップは控えめです。
MEXCの安全性

MEXCなどの海外の仮想通貨取引所を利用するうえで、多くの人が気になるのが「本当に安全なのか?」という点です。
ここでは、MEXCがどのような仕組みでユーザー資産を守っているのか、具体的な取り組みをわかりやすく解説します。
- ユーザー資産に対して1:1以上の準備金を保持
- 万が一のときのために1億ドル規模のファンドを用意
- 先物取引では保険基金を別途確保
ユーザー資産に対して1:1以上の準備金を保持
まず押さえておきたいのは、MEXCがユーザー資産の保全をどのようにおこなっているのかという点です。
MEXCは、ユーザーが預けた資産(仮想通貨)に対して、それを上回る比率で準備金を保持しています。
これにより、万が一MEXCが破産したとしても、ユーザーの資産の償還が保証されます。

また、100%以上の準備金があることを証明するメカニズムを導入しており、各銘柄の保有状況が公式サイトにてリアルタイムで公開されています。
このようにMEXCは、ユーザーが安心して資産を預けられるよう、情報公開にも力を入れています。
万が一のときのために1億ドル規模のファンドを用意
万が一のトラブルに備える仕組みが整っている点も見逃せません。
MEXCは、大規模なハッキングやシステム障害などの非常時に備え、1億ドル規模の保護ファンドを独自に設置しています。
これは海外取引所の中でも比較的規模が大きい部類に入り、取引所のリスク管理体制の堅牢さをユーザーに示す材料にもなっています。
先物取引では保険基金を別途確保
MEXCでは、先物ユーザーのための安全対策も別途用意されています。
具体的には、ユーザーに負債が残らないよう設計された独自の先物保険基金を設けています。
この基金は、強制ロスカット時に本来ユーザーが負担するはずだった不足分を吸収する役割を持っており、極端な相場変動の中でもユーザーにとっての最悪の事態を防いでくれます。
また、基金の残高推移は公式サイトにて常時公開されており、情報の透明性も担保されています。
MEXCの評判・口コミ

MEXCは、日本人の利用者も多い海外の仮想通貨取引所です。
SNS上には、実際のユーザーから寄せられたさまざまな口コミが投稿されています。
本章ではそうした声を整理し、MEXCに対する「良い評判」と「悪い評判」の両面をわかりやすくご紹介していきます。
MEXCの良い評判・口コミ
まず、主な良い評判・口コミは以下のとおりです。
取扱銘柄数が多い
メリットの解説でも触れましたが、やはり取扱銘柄の豊富さはMEXCの大きな強みであり、実際に多くのユーザーからその点を評価されています。
ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨だけでなく、多種多様なアルトコインや新興プロジェクト銘柄も取引可能です。
豊富な銘柄を一つのプラットフォームで管理できる点は、ユーザーにとって大きな利便性につながっています。
海外取引所ではMEXCが使いやすいね。しかも取扱銘柄も圧倒的に多いし。
MEXCは取り扱い銘柄が多いので、使っていて楽しい取引所ですね。
MEXC使いやすいし銘柄多いし、でも何故か人気ないよね。私はMEXC以外は使わなくなった。
取引手数料が安い
MEXCは取引手数料の安さも魅力です。現物取引・先物取引ともに、競合他社と比べてもよりリーズナブルな水準が設定されています。
特に頻繁に売買を行うトレーダーにとっては、手数料の差は長期的な損益に直結するため、MEXCを選ぶメリットは大きいと言えます。
MEXCって手数料めちゃくちゃ安いんだな。いいね!
日本語訳の対応が1番わかりやすく、様々なイベントがとても良いです。また手数料もとても安い。
国内なら素直にビットバンクですね。板あるなかでもスプレッド狭いので。
海外はMEXCがいいと思います。めちゃくちゃ銘柄多くて、手数料安いです。
新興銘柄の取り扱いに積極的かつスピーディ
MEXCは、新興プロジェクトの銘柄をいち早く上場させることでも知られています。
これは、新しいトークンや革新的なプロジェクトに早期から投資したいユーザーにとって大きな利点です。
ただし、新規銘柄は上場直後の価格変動が過度に大きくなる場合もあるため、相応のリスク管理が欠かせません。
な、なんと!MEXCにYURUコインが上場!このスピード感タカマルーーー
MEXCの上場スピードはホントピカイチ!もうちょっとボリューム上げていただけると嬉しいっす!
$SPOREがMEXC上場。スピード感すごい!
イベントやキャンペーンが熱い
イベントやキャンペーンが盛んな点も、MEXCが高い支持を集める理由の一つです。
特に先物取引ユーザー向けの施策が充実しており、期間限定の先物ボーナスや取引量に応じたリワード付与、ランキング形式の大会など、継続的に楽しめる企画が多く展開されています。
さらに、新規ユーザー向けのウェルカムキャンペーンや入金特典、タスク形式で報酬がもらえる初心者プログラムなど、レベルに応じたイベントが多数用意されている点も魅力です。
仮想通貨を始めたい方必見!海外取引所なら断然オススメ!MEXCがベストです‼
取り扱い通貨が豊富、手数料も安い。何より使いやすい‼
新規向けイベントが特に熱い!
デリバティブやるならイベント豊富、手数料激安のMEXCがオススメ!長く続ければ続けるほど差が出るよ!
あと、USDCステーキングも上限無しで6%あるのも嬉しいとこ。
アルトの取り扱い銘柄が豊富、画面が見やすい、イベント盛りだくさん、イベント当選→賞金配布が素早い。
サポートが丁寧
MEXCはサポート体制の評価も高く、問い合わせへの対応が迅速かつ丁寧です。
日本語でのサポートも整っており、初めて海外取引所を利用するユーザーでも安心して取引できます。
トラブル時や操作方法に関する疑問にも、わかりやすく対応してくれる点が好評です。
私はMEXCを利用します。
理由はシンプルで、「日本語対応がしっかりしていて、サポートやサービスの柔軟さも感じられるから」です。
過去に間違って送ったNFTやトークンの返送も柔軟に手早く対応して貰えました。
昨日ステーキングで不明点があり、MEXCのサポートを利用したんですよ。
そしたらすぐにチャットで解決策を教えてくれました。
サポート体制はかなり手厚い…助かりました。
MEXCのライン追加いたしました。とても見やすいです。
あとチャットサポートも日本語対応して頂き助かります。安心して使えます。
MEXCの悪い評判・口コミ
一方でMEXCに対して、次のようなネガティブな意見・口コミもあります。
仮想通貨を上手く出金できないことがある
一部のユーザーからは、MEXCで仮想通貨の出金が一時的にできない事態が報告されています。
これはシステムトラブルによる一時的な制限が原因であることが多いものの、急な資金の出金が必要な場合には大きな不安材料となります。
稀なケースですが万が一に備えて、複数の海外取引所の利用を検討するユーザーも少なくありません。
Maticって購入しても出金できない?MEXCでできなかったので…
SafePalでスワップもできなかった。
POLのネットワークってETHしかないの?メタマスクはpolygonに入ってるからMEXCから出金できない。
MEXC → edgeXにUSDT送金。2時間着金されず、今。
送金履歴確認したものの何も間違ってない。なんで?
サポート問い合わせます。
一部で凍結やサポート関連のトラブルが起きている
MEXCでは、アカウント凍結などのトラブルが報告されることがあります。
そもそもユーザーが疑わしい行為をしなければ凍結には至らないはずですが、SNSではどうしてもユーザー側の意見のみが目立つことになるため、MEXCの悪評として拡散されやすい傾向があります。
また、問い合わせても凍結がなかなか解除されないことで、サポートが不誠実だと捉える声も上がっています。
自身がこうしたトラブルに陥らないようにするには、利用前に規約をよく確認し、不正を疑われる行為をしないことが重要です。
mexcの「フレキシブルセービング停止」&「先物 Earnは、再開する資格も停止」される。
サポートに連絡する → フレキシブルセービング停止解除。先物 Earnは、ほぼ絶望 → 再度設定するが本日停止
最近システムが変わったが、それが原因?
垢ごとゴックスされる危険臭がしたので資金全部移動した。
MEXCのアプリ使いやすいし、出金手数料も安いし、個人的に気に入ってるのはpre-marketが活発なのが他の取引所にはない利点なんだけど、資金凍結に対して不誠実な対応するのは残念。
MEXCは不当に凍結してきたから許せない。
マイナーなコインが多すぎるという声も…
MEXCは多数のマイナーコインを取り扱っていてそれを強みとしていますが、逆にその銘柄の多さに不満や不安を感じるユーザーも一定数いるようです。
具体的には、情報量が多すぎて将来性を見込めるコインを選ぶのが難しいという意見があります。
またマイナー銘柄は、メジャー銘柄と比べて流動性が低いため急激な価格変動が発生しやすく、より厳正なリスク管理が求められます。
銘柄の多さはメリットである一方、その扱いには注意が必要です。
MEXCは外したほうが良いかな…ちょっと変なコイン多すぎる…
MEXC、コインが多すぎて資金が分散しちゃってる気がするんですけどどう思いますか?
MEXCの利用をおすすめできる人
ここまで紹介したメリット・デメリットや評判を踏まえて、MEXCは次のような人に適した仮想通貨取引所だと言えるでしょう。
新興銘柄を含めて多彩な銘柄に投資したい人
MEXCは、新興プロジェクトを含むアルトコインへのアクセス性に優れています。
国内取引所ではなかなか触れないマイナー銘柄や、新規上場したばかりの注目トークンまで幅広くカバーしており、投資の選択肢を最大限に広げたい人に最適です。
また、エアドロップやローンチパッドを活用すれば、上場前の段階で新興銘柄を入手することもできます。
そのため、新しい銘柄を重点的に狙いたいという人にも、MEXCはフィットします。
コストを抑えてリターンの最大化を狙いたい人
取引コストを徹底的に抑えたい人にとって、MEXCは魅力的な選択肢です。
現物・先物ともに業界でも割安な手数料が設定されており、頻繁に売買する人でもコスト負担を抑えることができます。
また、独自トークンのMXトークンを規定数以上保有すれば、さらにコストを抑えることが可能です。
長期的にMEXCを利用することを考えるなら、最初にMXトークンを用意することも検討してみる価値があるでしょう。
自身の性格や方針に合った運用を追求したい人
MEXCは多彩なサービスが揃っているため、自分の投資スタイルに合わせた柔軟な運用が可能です。
デイトレードや長期投資(ガチホ)、先物中心のハイリスク・ハイリターン戦略、インカムゲイン狙いの安全重視の戦略など、あらゆるタイプの投資に対応できる環境が整っています。
MEXCの利用をきっかけに、国内取引所ではできなかった新しい戦略や投資スタイルに挑戦してみるのもいいでしょう。
また、機能が豊富でありながら操作性はシンプルでストレスが少ないことも、多くの投資家に愛される理由の一つとなっています。
MEXCを見てみる
MEXCの使い方【口座開設、入金方法など】
MEXCに興味があるなら、この機会に口座をつくって実際に使ってみましょう。
本章では、口座開設や入金方法、現物取引のやり方など、基本的な部分をひととおり解説していきます。
①MEXCの口座開設方法(新規登録方法)
MEXCの口座開設方法(新規登録方法)は、非常にシンプルです。
MEXC公式サイトにアクセスし、メールアドレスまたは電話番号を登録するだけで完了します。
また、Googleなどの既存アカウントを使って、MEXCを利用することもできます。
その場合は、新たなログインパスワードを設定する必要がなく、既存アカウントで一括管理できて便利です。

MEXCは、本人確認なしでも使える仮想通貨取引所です。
国内の仮想通貨取引所と違って現状、本人確認手続き(KYC)が必須ではありません。
なおKYC認証をした場合は、出金額の制限が解除され、法定通貨による取引が可能になります。

ただし未認証の状態でも、1日あたり10BTC(約1.5億円)の出金が可能です。
また、法定通貨取引の対象に日本円は含まれていないため、多くの日本人投資家にとってわざわざKYC認証をおこなう利点はないと言えるでしょう。
②MEXCへの入金方法
日本人が利用する場合、MEXCへの入金方法は主に次の3通りがあります。
- 国内取引所で買った仮想通貨(XRPなど)を送金
- MEXCのクイック購入(クレカ決済・電子マネー決済)
- MEXCのP2P取引
これらの内もっともコストを抑えられて、かつポピュラーなのは、国内取引所から仮想通貨を送金するという方法です。その手順をご紹介します。
MEXCへの入金方法【国内取引所から送金】
①国内取引所でXRPなどを購入
まずは国内取引所にて、ビットコインやXRP(仮想通貨リップル)など、軍資金となる仮想通貨を用意しましょう。
なお送金の際には、原則としては送金手数料を徴収されます。
ただ、例えばGMOコインなど、中には送金時のコストを事業者側が負担してくれて、無料で送金できるところもあります。
また、送金手数料は銘柄ごとで異なり、XRPなどは比較的リーズナブルです。
いずれにしても、できるだけ送金手数料を抑えられるように工夫しましょう。
②MEXCでウォレットアドレスを確認
国内取引所でXRPなどを用意したら、次はMEXCのトップページにある「入金」から「オンチェーン入金」を選択します。

手続き画面で、入金したい銘柄とネットワークを選択しましょう。

すると、指定の仮想通貨のウォレットアドレスと識別子(宛先タグ)が表示されます。

③国内取引所からMEXCに送金
国内取引所の送金手続き画面にて、MEXC側のウォレットアドレスと識別子を入力します。
入力の際は、内容に誤りがないようにコピー&ペーストを使うようにすると安全です。
あとは送金数量を入力して手続きを実行すれば、送金が完了します。
③MEXCでの取引方法(現物取引)
MEXCの裁量取引は現物取引と裁量取引がありますが、今回は現物取引での仮想通貨の買い方を簡単にご紹介します。
MEXCでの取引方法(現物取引)
①決済通貨としてUSDTを用意する
MEXCなどの海外取引所は、ステーブルコイン(USDTやUSDC)が基本の決済通貨に採用されています。
前述の方法で国内取引所からXRPなどをMEXCに入金した場合は、まずはそれをUSDTに換金しましょう。
現物取引(板取引)で換金するのがもっともオーソドックスな方法ですが、XRPのようなメジャー銘柄であれば、「資産一覧」の「変換」機能から、USDTに変換(スワップ)することも可能です。

②取引する通貨ペアを選択
USDTを用意したら、メニューバーの「現物取引」をタップします。
そして画面左の一覧もしくは検索窓を使って、取引したい銘柄を選択しましょう。

③注文方法や数量を決めて取引

取引したい銘柄を決めたら、以下の3種類から注文方法を選択します。
- 成行注文
- 指値注文
- ストップリミット(トリガー価格がある指値注文)
あとは購入数量もしくは支払金額を入力して、購入ボタンをクリックすれば、その内容で注文が実行されます。
④MEXCからの出金方法
出金先は、国内取引所や他の海外取引所、ウォレットなどが考えられます。
ただ今回は、仮想通貨投資で得られた収入を日本円に換金することを想定して、国内取引所に送金するケースをご紹介します。
MEXCからの出金方法
①USDTをXRPなどに換金
入金の際は、国内取引所で取り扱いのある銘柄からUSDTに換金しました。
しかし国内取引所に送金する際は、逆にUSDTを国内取引所で取り扱われている銘柄に戻しておく必要があります。
MEXCは基本的に出金手数料を徴収されるので、XRPやSOLなど、できるだけコストを抑えられる銘柄にしておくことをおすすめします。
例えばXRPなら、1回あたり0.015XRP(約5円)で出金できます。

②国内取引所でウォレットアドレスを確認
入金の際とは逆で、国内取引所側のウォレットアドレスおよび識別子(宛先タグ)を確認・コピーします。
③MEXCから国内取引所に送金
MEXCの出金フォームで送る銘柄を選択し、国内取引所のウォレットアドレスと識別子(宛先タグ)をペーストします。

最後に出金数量を指定し、出金ボタンを押せば、手続きは完了です。
⑤MEXCでのAPIキー取得方法
APIとは、サービス同士をつなぎ、データを自動で受け渡すための仕組みのことです。MEXCでも
APIを利用することで、取引履歴を外部サービスに連携できるようになっています。
たとえば確定申告の際には、クリプタクトなどの計算サービスにAPIを接続することで、MEXCの取引履歴を自動で取り込むことができ、面倒な集計作業を大幅に省略できます。
接続のためのAPIキーの取得方法は以下のとおりです。
MEXCでのAPIキー取得方法
①アカウントメニューからAPI管理を選択
まずは、画面右上にあるアカウントアイコンをクリックし、表示されるメニューの中から「API管理」を選択します。


②必要な情報を設定する
API管理画面で、外部で利用したい情報の選択等をおこないます。
例えば、仮想通貨の確定申告のために現物取引の情報を利用したい場合は、以下のように選択・入力しましょう。
備考欄には、「確定申告用」など任意のワードを入力すればOKです。
IPアドレスの連携は任意です。連携していない場合、APIキーは90日で失効します。
ただ確定申告のために利用するのであれば、短期間で役目を終えるため、基本的に入力は必要ないでしょう。

③セキュリティ認証をおこなう
必要な情報を設定して、「作成」ボタンをクリックすると、セキュリティ認証画面が表示されます。
登録したメールアドレスに送られてくるコードと二段階認証コードをそれぞれ入力して、送信しましょう。

④APIキーを取得する
セキュリティ認証をおこなうと、APIアクセスキーとシークレットキーが表示されます。
シークレットキーが表示されるのは一度のみで、画面を閉じると復元できません。
その場ですぐに利用先へコピー&ペーストするか、もしくはメモ・バックアップを取りましょう。

MEXCを利用する際の注意点

最後に、MEXCを利用する際の注意点を3つご紹介します。
- 日本では無登録のため使えなくなる可能性もある
- 入出金時のネットワーク選択ミスに注意
- サービス内容や取引ルールが変更されやすい
日本では無登録のため使えなくなる可能性もある
MEXCは海外取引所であり、日本の法律に基づく事業者登録はおこなっていません。
そのため規制強化が進むと、日本国内での利用が法的に制限されてしまう恐れがあります。
実際に2025年2月には、規制強化の一環でMEXCなどの海外取引所のアプリが、App StoreやGoogle Playから排除される事態が発生しました。
また、日本の法律に準拠するため海外取引所が自主的に日本人向けのサービスの展開を停止するケースもあります。
過去にはBinanceやBybitが日本人の受け入れを停止しており、将来的にMEXCも同様の対応を取る可能性はゼロではないでしょう。
MEXCの利用を検討する際は、いずれ使えなくなる可能性が少なからずあることを留意しておく必要があります。
入出金時のネットワーク選択ミスに注意
MEXCでの入出金時は、仮想通貨のネットワークを正しく選択することが非常に重要です。
例えば、同じUSDTでもERC20(イーサリアム)、TRC20(トロン)、BEP20(BNBチェーン)など複数のチェーンタイプがあります。
ネットワーク選択を誤ると、送金に失敗するだけでなく、送ろうとした資産を喪失するケースもあるので要注意です。
ネットワークの選択ミスを避けるためには、送金コストは余分にかかるものの、テスト送金で確実に遅れることを確かめてから本送金するという方法も非常に有効です。
サービス内容や取引ルールが変更されやすい
MEXCは海外取引所として多様なサービスを提供していますが、サービス内容や取引ルールが変更されやすい点には注意が必要です。
取引ペアの上場・廃止、手数料の改定、先物やレバレッジ条件の変更など、公式からの告知で短期間に実施されることがあります。
特に新興銘柄や高レバレッジ取引では、リスク管理のための変更が急におこなわれる場合もあるため、日々の公式アナウンスのチェックが不可欠です。
またチェックするだけでなく、柔軟に対応できる準備をしておくことが大切です。
まとめ
MEXCは、業界トップクラスの2,700種類以上もの銘柄を取り揃えている大手海外取引所です。
世界で累計4000万人以上の投資家に選ばれており、その豊富な銘柄を高い流動性のもとで取引できます。
リーズナブルな取引手数料や高レバレッジへの対応、コピートレードやローンチパッドなど多彩なサービスも魅力で、コストを抑えつつ自由度の高い運用を目指す投資家に適しています。
海外取引所の利用を検討している方は、ぜひこの機会にMEXCで、国内取引所とは異なる投資の可能性を実感してみてはいかがでしょうか。
また現在、MEXCは新規ユーザー向けを含む2種類のキャンペーンを実施中です。
期間限定のキャンペーンを活かして、よりお得にMEXCでの投資を始めましょう。
MEXCを見てみる
MEXCに関するよくある質問
MEXCはどこの国の取引所ですか?
MEXCは2018年にシンガポールで設立された仮想通貨取引所です。
その後、国際事業を展開しやすい環境を求めて、現在はセーシェル共和国に事業登録を行っています。
また、世界中のユーザーに対応するため、MEXCは多言語対応や国際送金ネットワークも整備しています。
MEXCの取引規模は世界で何位ですか?
データアグリゲーターのCoinMarketCapによると、MEXCの1日あたりの取引規模の順位は以下のとおりです。
- 現物取引:CoinMarketCapで追跡されている256社中14位
- 先物取引:112社中8位
現物取引・先物取引ともに、世界トップクラスの取引規模を誇ります。
取引量の多さは流動性の高さに直結しており、スムーズな売買の実現に大きく寄与しています。
さらに、メジャーなアルトコインから草コインまで幅広くカバーできる要因にもなっています。
MEXCは日本ユーザーの利用を禁止していますか?
記事執筆時点では、日本人ユーザーの利用は禁止されていません。
実際に日本語対応のプラットフォームも整備されており、日本人でもストレスなく取引を楽しめます。
ただしBinanceなどの他社の事例を鑑みると、将来的に利用できなくなる可能性も否定できません。
MEXCに限らず海外取引所を利用する際は、万が一の受け入れ停止を想定したリスクヘッジをしておくことも重要です。
MEXCを使うのは違法ですか?
MEXCは、無登録のまま日本人向けにサービスを提供しており、事業者側としては資金決済法の規定に違反した状態にあります。
しかし、それはあくまで事業者側の問題であり、日本人投資家がMEXCを利用するのは違法行為ではありません。
ただし、何らかのトラブルが起きた場合、ユーザーは日本の法律で保護されない可能性が高い点には注意が必要です。
MEXCは安全ですか?
MEXCではこれまで、大規模な組織的ハッキングや取引所全体が崩壊するような深刻な資産流出は報告されていません。
また、ユーザー資産の保護に向けて、1:1の準備金保持や保険基金の設定など、安全性を高める仕組みを整えています。
オンラインで利用する以上、100%安全だと断言することはできませんが、一定の安全性は担保された状態にあると言えるでしょう。
参考情報
吉谷 元気
, 0 posts株や為替、不動産など多岐にわたる金融分野で執筆経験を積み、現在はCoinspeakerの専属ライターとして活動中。幅広い知見をもとに、仮想通貨(暗号資産)関連の記事執筆・編集を担当。