
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。
大手資産運用会社のフィデリティは26日、ソラナ(SOL)の現物上場投資信託(ETF)に関する申請書類を米証券取引委員会(SEC)に更新・提出した。
この動きは、SECが9月17日に承認した包括的な上場基準に対応するものであり、米国における暗号資産(仮想通貨)ETFの上場プロセスを大幅に簡素化する規制上の転換点となる。
Another flurry of S-1 amendments filed today on spot sol ETFs…
Franklin, Fidelity, CoinShares, Bitwise, Grayscale, VanEck, & Canary.
Includes staking (yes, bodes well for spot eth ETF staking).
Guessing these are approved w/in next two weeks. pic.twitter.com/g13NDFKSEU
— Nate Geraci (@NateGeraci) September 26, 2025
フィデリティが26日に実施したソラナ現物ETFの申請更新は、SECが新たに導入した規制フレームワークへの対応として行われた。
17日に承認されたこの包括的リスティング基準により、ナスダックやニューヨーク証券取引所アーカ(NYSE Arca)などの主要取引所は、個別のルール変更申請プロセスを経ることなく、基準を満たすコモディティベースの信託株式を上場することが可能となった。
フィデリティの動きに追随し、グレイスケールやフランクリン・テンプルトン、コインシェアーズなど、複数の大手資産運用会社も同様の修正申請をSECに提出しており、規制変更への迅速な対応と、業界全体としてのソラナETF承認への強い意欲が示された。
修正申請書類には、ETFが保有するソラナをオンチェーンでステーキングし、追加の利回りを生み出すメカニズムに関する条項も含まれている。
SECのポール・S・アトキンス委員長は、新基準について「投資家の選択肢を最大化し、イノベーションを促進する」ものだと述べており、この規制環境の整備がソラナETF承認への大きな追い風となっている。
ゲラシ氏のような専門家は、申請書類の更新から2週間以内にソラナETFが規制当局の承認を得る可能性があると予測している。
実際に、ハッシュデックスのナスダック・クリプト・インデックスUS ETFは、この新基準の下で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外のリップル(XRP)やソラナなどの保有がすでに承認されている。
今回の申請更新と早期承認への期待を受け、ソラナの価格は安定して推移している。
一部のアナリストは、ETF承認を見越してソラナの価格が400ドル(約6万円)へ上昇する可能性を予測しており、市場の期待は高まる一方だ。
ソラナは、ビットコインとイーサリアムに続き、米国で現物ETFが承認される次の主要な仮想通貨となる可能性を秘めており、今後のSECの判断に注目が集まっている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。