ブラックロックIBITが流入牽引、米現物ビットコインETFは反転

米国の現物ビットコインETFは30日、3億5500万ドルの純流入を記録し、7日間続いた流出超過に終止符を打った。

小寺 陸斗 By 小寺 陸斗 島根 卓哉 Editor 島根 卓哉 Updated 1 min read
ブラックロックIBITが流入牽引、米現物ビットコインETFは反転

Key Notes

  • 米国の現物ビットコインETFは先月30日に3億5500万ドルの純流入を記録.
  • 7日間続いた流出超過に終止符を打った.
  • ブラックロックなどが主導し機関投資家の買い意欲が回復している.

米国の現物ビットコインETFは12月30日、7日ぶりに純流入を記録した。この日の純流入額は6つのファンド合計で3億5500万ドルに達した。

2025年の資金流入と市場動向

今回で、総額10億ドルを超えていた過去7日間の流出超過の連鎖に終止符が打たれた

報道によると、資産規模で最大の現物ビットコインETFとなるブラックロックのIBITが、1億4380万ドルの流入で市場を牽引。

これに続き、アーク・インベストと21シェアーズのARKBが1億960万ドル、フィデリティのFBTCが7860万ドルを記録している。

2025年を通じた米国の現物ビットコインETFへの純流入額は、約218億ドルとなった。これは2024年の354億ドルと比較すると減少している。

市場シェアにおいては、ブラックロックのIBITが圧倒的な存在感を示している。同ファンドは年間で249億ドルの純流入を集め、取引量の70%以上を占める結果となった。

今回の資金流入への転換は、12月下旬に見られた連日の流出傾向からの重要な変化を示している。

23日から26日にかけては連日2000万ドルを超える流出が続いていたが、年末にかけてセンチメントが改善した。

機関投資家の影響と価格の安定

資金フローの反転には、マクロ経済的な要因が影響している。

2025年9月に実施された連邦準備制度理事会(FRB)による利下げや、その後の緩和的な政策期待が、ビットコインETFへの資金流入と相関している。

機関投資家の参入により、ビットコインの市場構造にも変化が見られるようになった。

以前のような急激な価格下落は減少し、押し目買いによって売り圧力が吸収される傾向が強まっている。

市場関係者は、ETF需要がボラティリティ(価格変動)を平準化していると指摘する。

資金流入が穏やかな時期であっても、ビットコイン価格は中期的なサポートラインを維持しており、底堅さが確認されている。

12月31日時点で、ビットコイン価格は8万8700ドル近辺の狭いレンジで推移している。

年末の休暇シーズンで市場参加者が減少し流動性は低下しているものの、ETFへの資金回帰は市場にとって明るい材料となった。

また、こうした市場の安定感は、次の仮想通貨バブルに向けた準備段階との見方も広がっている。

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小寺 陸斗
Coinspeakerアナリスト 小寺 陸斗

仮想通貨・ブロックチェーン専門ライター。2018年より執筆を開始し、取引所やDeFi、NFT、Web3全般をカバー。技術動向から投資トレンドまで幅広く対応。金融・IT分野での実務経験を活かし、初心者にもわかりやすい解説に定評あり。

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