2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
Key Notes
- ワームホールがXRPレジャーメインネットとEVMサイドチェーンに統合され、相互運用性が向上.
- 35以上のブロックチェーン間で資産移転やスマートコントラクト実行が可能になり、企業利用が拡大.
- リップル社CTOは、ネイティブトークンの発行と管理を維持できる点を強調.
クロスチェーンプロトコルのワームホールは26日、リップルのXRPレジャー（XRPL）メインネットおよびXRPL EVMサイドチェーンとの統合を開始した。
この統合により、XRPレジャーは35以上のブロックチェーンネットワークとの相互接続が可能になる。
資産転送やスマートコントラクトの実行が大幅に拡張される。
機関投資家向けインフラの強化と実用性拡大
ワームホールは2020年からの運用実績を持つ信頼性の高いプロトコルで、これまでに10億件以上のクロスチェーンメッセージを処理している。
ブラックロック、セキュリタイズ、アポロなどの機関投資家も同社のソリューションを活用しており、企業レベルでの信頼性が実証されている。
今回の統合により、XRPレジャー上で発行された新しい暗号資産（仮想通貨）は、ネイティブな発行と管理を維持しながら、他のブロックチェーンネットワーク間を移動できるようになる。
これは機関投資家が求める流動性と主権に関する懸念に対応するもので、トークン化資産やステーブルコインの採用拡大を支援する。
リップル社のデイビッド・シュワルツ最高技術責任者は「真の大規模採用を実現するには、相互運用性が不可欠だ。」と述べ、統合の戦略的重要性を強調した。
DeFiとWeb3エコシステムへの展開加速
この統合は、XRPレジャーがこれまでの決済・トークン化分野を超えて、複雑でプログラマブルなブロックチェーン相互作用への参入を可能にする。
開発者は今後、ネットワーク間でのデータ転送や、複数チェーンにわたるスマートコントラクトの実行が可能となる。
ワームホール財団の共同設立者ロビンソン・バーキー氏は「XRPレジャーにワームホールを統合することで、企業金融で最も確立されたブロックチェーンネットワークの一つに、全ての主要ブロックチェーンにまたがる更なる可能性を解き放つ手助けをする」と表明。
XRPレジャーは低手数料と高速決済で知られ、ペニー単位の取引コストで幅広いブロックチェーン用途を可能にしている。
6月は同レジャーにとって活発な月となっており、サークルのUSDC採用。
DeFiプラットフォームOndo FinanceによるXRPL対応。
そして第2四半期中のイーサリアム（ETH）互換サイドチェーン開始予定など、重要な発展が続いている。
XRPレジャーは決済だけでなく、DeFiや実世界資産（RWA）のトークン化において、より柔軟で安全な代替手段としての地位を確立することになる。
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