AlphaTON、7100万ドル調達しTONエコシステムへ本格参入

Updated on 9月 29, 2025 at 10:40 pm UTC by · 1 min read

AlphaTONキャピタルは7100万ドルの資金調達を完了し、テレグラムのTONエコシステムへ本格参入。主要プレイヤーを目指す。

AlphaTONキャピタルは26日、7100万ドルの資金調達を完了し、初回分として3000万ドル相当のThe Open Network(TON)トークンを取得したことを明らかにした

同社は2025年第4四半期までに、TONの保有資産を1億ドルに拡大する計画だ。

バイオテクノロジーからブロックチェーンへの戦略転換

AlphaTONキャピタルは、バイオテクノロジー企業から暗号資産(仮想通貨)企業への完全な戦略転換を遂げた。

今回の資金調達は、メッセージングアプリのテレグラムが支援するTONエコシステム内で確固たる地位を築くためのものだ。

同社は4日より、NASDAQ市場でティッカーシンボルATONとして取引を開始する。

この動きにより、AlphaTONキャピタルはTONトークンの世界最大級の保有者の一つとなり、株主に対してテレグラムの巨大なエコシステムへのアクセスを提供する。

TONは、テレグラムのパーヴェル・ドゥーロフCEOによってテレグラムの経済的バックボーンと評されている。

もともとテレグラムの膨大なユーザーベースの需要を満たすために開発された、無限に拡張可能なブロックチェーンとして機能する。

Telegramの巨大エコシステムとTONの技術的優位性

AlphaTONの戦略的転換の背景には、いくつかの重要な要因がある。

月間アクティブユーザー数が10億人を超えるテレグラムの巨大なユーザー基盤は、ブロックチェーン統合にとって比類のない市場を生み出す。

公式発表によると、テレグラムはユーザーが金融サービス、ゲーム、生産性向上ツールをブロックチェーン技術と統合するための使い慣れたインターフェースを提供する。

また、TONは毎秒5万件を超える取引速度と0.01ドル未満の低い手数料を誇り、他の主要なブロックチェーンに対する競争力を持つ。

今回の資金調達は、株式と負債を組み合わせた構造となっている。

約632万株の普通株式を1株あたり5.73ドルで私募発行し3620万ドルを調達したほか、BitGo Primeから3500万ドルの融資枠を確保した。

BitGo、Animoca Brands、クラーケンなど、業界の主要企業との戦略的関係も構築している。

今後の展望とエコシステムへの貢献

AlphaTONの資産戦略には、トークンの直接取得だけでなく、イールド生成活動やステーキングを通じたネットワークインフラへの参加も含まれる。

これは一般的な仮想通貨投資の一環であり、これにより、TON準備金を戦略的に構築・管理していく。

同社は今後、テレグラムのミニアプリエコシステム内で有力な開発者とのパートナーシップを構築し、将来性の高いプロジェクトを育成する計画を強調している。

このような動きは、投資家が仮想通貨これから伸びる銘柄を見つける上での重要な指標となる。

この戦略転換に伴い、ブリタニー・カイザー氏がCEOに、エンツォ・ヴィラーニ氏が会長に就任し、ブロックチェーン分野への強いコミットメントを示した。

2025年までにTONはテレグラム内の暗号資産(仮想通貨)からアプリ、決済、金融ツールを備えた本格的なインフラへと進化している。

AlphaTONは今後数週間以内に事業の進捗に関する追加情報を公開する予定だ。

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