トランプ子息設立のアメリカン・ビットコインが保有BTC5427枚に。独自指標と利回り105%で急成長、強気のビットコイン市場も追い風に。
暗号資産(仮想通貨)マイニング企業、アメリカン・ビットコインは5日、保有するビットコイン(BTC)が5427BTCに達したと明かした。
ドナルド・トランプ・ジュニア氏とエリック・トランプ氏が共同設立した同社は、公式SNSで最新の財務状況を報告した。
2025年9月3日のナスダック上場以降、2026年1月2日までにビットコイン利回りは約105%に上昇し、短期間で世界19位のビットコイン保有上場企業に躍進した。
現在の時価総額は16億5000万ドルで、マイニング事業に加え戦略的購入により、新たに329BTCを積み増した。
このうち、一部はビットメイン社との契約に基づくマイナー向け担保ビットコインも含まれている。
独自の指標導入と透明性の向上
アメリカン・ビットコインは、既存の「1株当たりのサトシ(SPS)」に加え、新たに「ビットコイン利回り」という指標を導入した。
発表時点でのSPSは556に上昇しており、株主に対する価値提供を可視化する姿勢を鮮明にしている。
エリック・トランプ最高戦略責任者は、上場からわずか4カ月余りで多くのビットコイン保有企業を追い抜いたと強調した。
同社は今後、ウェブサイトやSNSを通じてビットコイン保有量やSPSなどの指標を定期的に更新する方針だ。透明性の高い情報開示は投資家の信頼構築に寄与しており、市場からの評価も高まっている。
実際に、今回の発表を受けて同社の株価(ABTC)は5日の時間外取引で6%を超える上昇を記録した。
同社はアンソニー・ポンプリアーノ氏が率いるプロキャップ・フィナンシャルなどの競合他社を保有量で上回っている。
新興のマイニング企業として、現在の市場サイクルにおいて最も顕著な成果を上げている一社といえるだろう。
ビットコイン市場の強気な動向
ビットコイン市場全体も好調な推移を見せており、機関投資家による強い買い圧力が続いている。
ビットコイン価格は1BTCあたり9万3000ドルを超えて推移しており、市場心理は極めて強気だ。デリバティブ市場でもビットコイン先物の未決済建玉が3.70%増加し、609億3000万ドルに達している。
こうした背景には、ビットコインETFの承認による機関投資家の参入も大きく影響していると考えられる。
市場分析によると、ビットコインは現在主要な抵抗帯に位置している。9万4000ドルを明確に上抜けることができれば、10万ドルの大台に向けた上昇ラリーが始まるとの予測も出ている。
取引高も前日から28%増加しており、押し目買いの意欲が非常に強いことがうかがえる。
アメリカン・ビットコインの戦略的な資産拡大は、こうした良好な市場環境を背景に進められている。
同社はビットコインを単なる資産としてだけでなく、企業の成長エンジンとして最大限に活用する戦略を継続する構えだ。
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