英大手バークレイズ、ブロックチェーン決済システム構築を検討

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英金融大手バークレイズが、ステーブルコインやトークン化預金を活用したブロックチェーン決済システムの構築を検討している。

英金融大手バークレイズは2月27日、ブロックチェーン技術を活用した新たな決済システムの構築を検討していると明らかにした。

24時間体制の即時決済を目指す

300年以上の歴史を持つ同社は、決済インフラの刷新に向けて暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンの活用を本格的に探っている。

2026年1月には、ステーブルコイン決済企業であるUbyxの株式を取得した。

同社の広報担当者は、この動きが新しいデジタルマネーの機会を探る方針と一致していると説明している。

株式取得に続き、同社は複数の技術プロバイダーに対して情報提供依頼を行った。

報道によると、早ければ2026年4月にもシステムの構築に向けた技術パートナーを選定する可能性があるという。

新しい決済システムが実現すれば、分散型台帳技術を用いて特定の取引をほぼ瞬時に完了させることが可能になる。

さらに、国境を越えた送金手続きも大幅に効率化される見通しだ。同社はステーブルコインに代わる規制に準拠した手段として、トークン化預金の活用を想定している。

既存の銀行の枠組みの中で資金を管理しながら、24時間365日稼働する決済サービスの提供を目指している。

金融業界で加速するブロックチェーン導入

世界の主要な金融機関は、従来の送金方法が現代の24時間市場の速度要件を満たしていないと認識し始めている。この課題を背景に、投機的な仮想通貨の議論から、国際金融業務に向けた実用的なインフラ構築へと焦点が移っている。

競合他社もすでに独自のシステム導入を進めており、業界全体で開発競争が激化している。

JPモルガン・チェースは、機関投資家向けにリアルタイム送金を可能にする預金トークンを提供している。HSBC(香港上海銀行)もトークン化預金の提供地域を拡大しており、デジタル通貨分野に注力する姿勢を鮮明にしている。

また、Bank of New York Mellon(バンク・オブ・ニューヨーク・メロン)は2026年初頭に実証実験を開始した。

同行はプライベートブロックチェーン上で、トークン化預金を移動させる仕組みを検証している。

バークレイズは過去に仮想通貨業界と距離を置いていた時期があり、今回の動きは大きな方針転換と言える。一方で社内のアナリストは、ステーブルコインが広く普及した場合、伝統的な銀行モデルに課題をもたらすと警告している。

時価総額約830億ドルを誇る同社だが、直近の株価は銀行セクター全体の変動を受けて約24ドルへと下落した。

金融機関は規制を遵守しつつ、ブロックチェーンがもたらす新たな決済の機会を捉えようと一斉に動き出している。

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