スペイン大手銀行BBVA、BTCとETHの取引サービス開始

10時間 ago by · 1 min read

スペイン第2位の銀行BBVAは、個人顧客向けにビットコインとイーサリアムの取引・保管サービスを開始した。サービスはMiCA規制に準拠。

スペイン第2位の銀行であるBBVAは7日、個人顧客向けにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引・保管サービスを公式に開始した。

この取り組みにより、利用者は第三者のプラットフォームに頼ることなく、BBVAのモバイルアプリを通じて直接、暗号資産(仮想通貨)の売買や保有が可能となる。

MiCA準拠と戦略的拡大

同サービスは、EU加盟国全体で仮想通貨サービスの投資家保護や運用ガイドラインを標準化する暗号資産市場規制(MiCA)の下で運営される。

BBVAがMiCAを遵守することで、EU全体の基準に準拠していることが保証され、サービスの信頼性向上につながる。

同行はこれまでも段階的に仮想通貨市場に参入してきた。2021年にスイスで富裕層顧客向けのビットコイン取引デスクを開設し、2023年には子会社を通じてトルコへもサービスを拡大した。

スペインは3番目の市場となり、金融商品を多様化する広範な戦略を反映している。

高まる個人需要と将来の展望

BBVAは、個人投資家の間でデジタル資産への関心が高まっていることを認識している。第三者の取引所に関連するリスクを軽減するため、銀行が支援する使いやすい環境を提供することが狙いだ。

今回のサービスは、同行のアプリに完全に統合されており、従来の銀行機能と並行して仮想通貨資産を独立して管理できる。

外部プラットフォームが介在しないため、複雑さや手数料が軽減される。

また同行は安全なプラットフォームを提供する一方で、特定の助言は行わず、顧客が自己責任でポートフォリオを管理する必要性を強調している。

同行は以前、ポートフォリオの最大7%を仮想通貨に割り当てるよう顧客に助言しており、デジタル資産を分散化ツールとして慎重に受け入れている姿勢がうかがえる。

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