
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。
ブラックロックが提供する現物ビットコイン上場投資信託(ETF)「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」は2日、資産運用総額が907億ドル(約13兆3,329億円)に達した。
世界の全ETFの中で史上最短でトップ20入りを果たし、ローンチから1年未満での今回の快挙は、機関投資家によるビットコインへの旺盛な需要を裏付けるものとなる。
iShares Bitcoin ETF w/ inflows 29 of past 30 days…
32 straight days w/ no outflows.
Approx $9bil in new $$$.
I remember when people thought top end for spot btc ETF category *overall* was < $10bil.
IBIT has done this in a month.
— Nate Geraci (@NateGeraci) May 28, 2025
ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏の報告によると、IBITがこの画期的な成果を達成したのは、ローンチからわずか1年未満という異例の速さであった。
この資産規模は、IBITを世界最大級のETFの一つとして位置づけるものであり、従来のETFと比較して驚異的な成長速度を示している。
バルチュナス氏は、IBITの成長を「1歳のETFとしては全く常軌を逸している」と評価しており、世界のトップ25に入るETFの中で次に若いものでも12年の歴史があることを指摘している。
IBITは年5月下旬時点で資産総額724億ドルで世界23位だったが、急速な資金流入により順位を押し上げた。
ブラックロックの現物ビットコインETF、IBITの急成長は、機関投資家からの圧倒的な需要に支えられている。
IBITは過去30営業日のうち29日で資金流入を記録し、32日間連続で流出がないという極めて安定した実績を誇る。
ETF Storeのアナリスト、ネイト・ゲラシ氏は、IBITが1ヶ月間で約90億ドル(約1兆3,230億円)の純流入を確保したと指摘。
これは、現物ビットコインETFカテゴリー全体の資産総額が100億ドルに満たないという当初の市場予想を大幅に上回る結果となった。
この大量の資金流入はビットコイン価格とも連動しており、10月2日には価格が4%上昇し、一時11万9,000ドルを超えた。
この現象は、規制された金融商品を通じた暗号資産(仮想通貨)へのエクスポージャーに対する機関投資家の持続的な関心の高まりを明確に示している。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。