BNBは18日、史上初めて1000ドルを突破し過去最高値を更新した。米FRBの利下げがアルトコイン市場への資金流入を後押しした。
バイナンスコイン(BNB)は18日、史上初めて1000ドルの大台を突破し、過去最高値を更新した。
公式市場データによると、BNBは一時1005ドルに達した後、993ドル前後で推移している。
BNBの時価総額は約1380億ドルとなり、ソラナ(SOL)を抜いて世界第5位の暗号資産(仮想通貨)となった。
バイナンスのチャンポン・ジャオ創業者は公式SNSで、「ICO価格の0.10ドルから今日の1,000ドルまで、驚異的な成長だ」と述べた。
Why BNB reach $1000?
Good question. No one knows for sure. Correlation does not prove causation. But here is a incomplete list of possible reasons.
People tend to give me too much credit. I didn't do much. I am not technically involved like Vitalik. I am at best a mascot, but… https://t.co/rvhFA0yxYP
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) September 18, 2025
米利下げが市場の追い風に
この1週間でBNBは10.5%上昇し、ビットコイン(BTC)の2.6%増やイーサリアム(ETH)の3.9%増を大幅に上回るパフォーマンスを見せている。
このマイルストーンは、918ドルを重要な支持線として築き上げてきた継続的な上昇トレンドの集大成と言える。
今回のBNB価格高騰の主な要因は、米FRBがFOMCの声明で発表した利下げ決定である。
政策金利の誘導目標が0.25%引き下げられ、4%〜4.25%の範囲となった。
この金融緩和策は、ビットコインからアルトコインへの大規模な資金循環を引き起こした。
アナリストはこれを流動性が滞留せず、移動していると分析している。
BNBチェーンのマーワン・カワドリDeFi部門責任者は、基本的な推進力の一つとして中央集権型取引所におけるトークンの独自の有用性を挙げた。
さらに同氏は、高品質なデジタル資産に対する機関投資家の需要の高まりも重要な要因であると公式声明で述べている。
市場分析によると、BNBの1日の取引高は22%急増して40億ドルを超え、アクティブウォレット数も10%増加した。
このデータは、市場参加による健全な成長を裏付けている。
また、バイナンスが米司法省との間で規制遵守の緩和に向けた交渉を進めているとの観測も、市場の信頼感を高める一因となった。
今後の見通しと機関投資家の動向
テクニカル分析では、918ドルが上昇トレンドを維持するための重要な支持線であり、次の心理的な抵抗線は1200ドルと見られている。
BストラテジーやCEAインダストリーズ、ナノラボなどの機関投資家がBNBの保有量を増やしたと報じられており、強い信頼がうかがえる。
このような動きは、BNBが有望な投資先として認識されていることを示唆している。
市場分析会社BitBullのアナリストは、BNBが1000ドルに到達したことは先月の目標を達成したものであると指摘している。
さらに同氏は、BNBチェーンの採用拡大を理由に、2025年末までに価格は2000ドルを超える可能性があると予測した。
その一方で、BRNのティモシー・ミシール氏は、取引所への預金パターンに基づき、利益確定の売りの可能性について警告している。
同氏は米国のビットコイン現物ETFは水曜日に5128万ドルの純流出を記録し、7日間続いた流入が途絶えたと指摘した。
ジャオ氏はSNSへの投稿でこの節目を祝い、真のコミュニティの努力の賜物だと称賛した。
さらに、これは始まりに過ぎない。共に次の10000倍を目指そうと締めくくり、BNBの長期的な将来性への自信を示しました。
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