仮想通貨取引所ブリッシュ、Q3決算で過去最高売上と黒字達成

Updated on 11月 21, 2025 at 4:07 pm UTC by · 1 min read

仮想通貨取引所ブリッシュが2025年第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比72%増の7650万ドルで過去最高、純損益も黒字化に。

機関投資家向けの暗号資産(仮想通貨)取引所大手ブリッシュは19日、2025年第3四半期の決算を発表した。上場後初となる今回の決算報告では、売上高が市場予想を上回る過去最高を記録し、財務基盤の強さを示した。

発表によると、調整後売上高は7650万ドルに達し、前年同期比で72%の増加となった。調整後利払い・税引き・償却前利益も2860万ドルとなり、前年同期比で271%増と大幅な伸びを見せている。

特筆すべきは損益の改善だ。前年同期には6730万ドルの純損失を計上していたが、今期は1850万ドルの純利益を確保し、黒字転換を果たした。1株当たり利益は0.10ドルとなっている。

米国での新サービスが成長を牽引

今回の好業績の背景には、米国市場での積極的なサービス展開がある。同社は最近、仮想通貨のオプション取引と米国向けの現物取引という2つの主要プロダクトを開始した。

これらの新サービスは急速に利用を拡大している。オプション取引の出来高はすでに10億ドルを突破した。また、現物取引の出来高も第3四半期から77%増加しており、市場シェアを順調に伸ばしている。

規制面での進展も追い風だ。同社はニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスを取得しており、これにより米国での事業拡大が可能になった。バイナンスなどの競合仮想通貨取引所がひしめく中、規制順守を重視する姿勢が機関投資家からの信頼獲得につながっている。

機関投資家需要と今後の展望

事業部門別では、サブスクリプション・サービスその他(SS&O)の収益が特に際立った成長を見せた。この部門の売上は4980万ドルとなり、前年同期比で300%以上急増している。

SS&O部門には、流動性サービスや指数データ、情報サービスなどが含まれる。機関投資家が求める高度なデータや取引環境を提供することで、安定した収益源を確立しつつあるようだ。

ブリッシュのトム・ファーリーCEOは決算説明会で、「資産のトークン化が今後10年で最も変革的な価値提案になる」との見方を示した。同社は9月末時点で34億8500万ドルの流動資産を保有しており、強固な財務体質を維持している。

市場はこの結果を好感し、株価は上昇して反応した。アナリストからも評価の声が上がっており、キャンターフィッツジェラルドなどは目標株価を引き上げている。

規制に準拠した機関投資家向けプラットフォームとしての地位を確立し、さらなる成長を目指す構えだ。

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