
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。
金融大手シティグループは2日、暗号資産(仮想通貨)の価格目標を更新し、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の長期的な成長見通しを示した。
ロイター通信の報道によると、同行は2026年末のビットコインの目標価格を18万8,000ドル(約2,764万円)、イーサリアムを5,440ドル(約80万円)に設定。
2025年末については、ビットコインの目標価格を約13万3,000ドルに引き下げた一方、イーサリアムの目標価格は4,500ドル(約66万2,000円)へ引き上げている。
CITI UPS BITCOIN, ETHEREUM TARGETS
Citi raised its forecasts, citing strong ETF flows and institutional demand:
* Bitcoin: $132K by year-end, $181K in 12 months
* Ethereum: $4.5K by year-end, $5.4K in 12 monthsThe bank favors Bitcoin as “digital gold,” noting its size and…
— *Walter Bloomberg (@DeItaone) October 2, 2025
シティのアナリストは、イーサリアムの価値評価の基盤をネットワーク活動に求めている。
取引や分散型金融(DeFi)、アプリケーションでの利用が増加するにつれて需要が高まり、価格を押し上げるとの見解を示した。
しかし、イーサリアムの今後の価格に対する懸念材料も指摘されている。
取引の効率化を図るレイヤー2スケーリングソリューションへの移行が、イーサリアム自体の価値に直接的にどの程度貢献するかは不透明であるとしている。
この不確実性を背景に、同行はイーサリアムについて幅広い予測レンジを提示している。
強気シナリオでは6,400ドル、弱気シナリオでは2,200ドルと、市場の変動性に対する認識が反映された。
2025年末の目標価格は従来の予測から引き上げられており、短期的な調整の可能性を織り込みつつも、ネットワークのファンダメンタルズの強化が評価された形だ。
ビットコインに関しては、「デジタルゴールド」としての位置付けが市場で引き続き有効であるとの分析を維持した。
2025年末の目標価格は引き下げられたものの、2026年の長期目標は楽観的な見通しが示された。
これは、短期的な市場の調整を予測しながらも、その後は機関投資家の採用拡大などを背景に、より力強い価格上昇が続くと見込んでいることを示唆している。
ビットコインが持つ希少性や、国家の金融政策からの独立性が、長期的な価値を支える要因として評価されたと見られる。
シティグループが複数のシナリオを用い、投機的な側面だけでなくネットワークの利用状況やファンダメンタルズを重視して詳細な分析を行う姿勢は、金融業界の仮想通貨に対する評価手法に影響を与える可能性がある。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。