コインベースは予測市場「Coinbase Predict」を開始。カルシと提携し、スポーツや政治などのイベント結果を取引可能。
米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは3日、予測市場プラットフォーム「Coinbase Predict」を全米50州で正式に開始した。
スポーツや政治、経済指標などの結果を取引できるサービスで、CFTC規制下のカルシと提携して運営。
一方、ネバダ州賭博規制委員会は3日、ライセンスなしでスポーツ賭博を提供したとして同社を提訴した。
Kalshi提携でCFTC規制下の取引環境を構築
Coinbase Predictは、特定のイベント結果に対して「Yes」か「No」のポジションを取る仕組み。
JUST IN: Coinbase launches @CoinbasePredict on 𝕏.
— Coinbase Predict (@CoinbasePredict) February 2, 2026
契約は結果が的中すれば1ドル、外れれば0ドルで決済され、価格は市場の確率を反映して変動する。
スポーツ、仮想通貨価格、選挙、経済指標、テクノロジー、天気、エンターテインメントなど幅広いカテゴリーを網羅している。
提携先のカルシは米商品先物取引委員会(CFTC)の規制下にある指定契約市場で、企業価値は110億ドルと評価されている。
ユーザーは現金またはステーブルコインのUSDCで資金を入金し、24時間年中無休で取引が可能だ。
同社は2026年の優先事項として、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨に加えて株式、予測市場、コモディティを統合した総合取引所への進化を掲げている。
2026年第1四半期後半には仮想通貨取引所コインベースのメインアプリへの完全統合を予定している。
ネバダ州が民事訴訟、州と連邦の管轄権争い激化
全米展開の直後、ネバダ州賭博規制委員会は民事訴訟を提起した。
スポーツや選挙に関するイベント契約が州法上の賭博行為に該当するとし、州のゲーミングライセンスなしでの運営は違法と主張。
一時差止命令と仮処分を求めている。
同委員会のマイク・ドライツァー委員長は「ネバダ州民を保護し、健全なゲーミング産業を運営する義務がある」と声明で強調。
コインベースのアプリが18歳以上のユーザーに利用を許可している点も、州の賭博年齢21歳規定に違反すると指摘した。
コインベースは昨年12月、コネチカット、ミシガン、イリノイの3州に対し、予測市場はCFTCの専属管轄であるとして連邦訴訟を提起済み。
ポール・グレウォル最高法務責任者は今回のネバダ州の動きを「州による権限奪取」と批判している。
予測市場を巡る州と連邦の管轄権争いは、ポリマーケットに対する一時差止命令が認められるなど激化の一途をたどっている。
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