6月30日〜7月6日、暗号資産(仮想通貨)市場はわずかな上昇で終わった。その中で起こった仮想通貨ニュースを特集。
暗号資産(仮想通貨)市場が新たな局面を迎える中、企業戦略の展開や価格予測、ETFの市場参入など、注目すべき動きが続いている。
本記事では、メタプラネットによるタイ上場企業DV8の買収を皮切りに、7月1週目の仮想通貨ニュースを特集する。
メタプラネット率いる企業連合、タイ上場企業DV8を買収へ
日本のメタプラネットが率いる投資家連合が、タイ上場企業DV8の株式75%以上の公開買い付け(TOB)を開始。ビットコインを準備資産とする企業展開を目指し、東南アジアでの事業拡大を計画。DV8の暗号資産関連事業とのシナジーを活用し、市場での競争力強化を図る。
アーサー・ヘイズ、8月のビットコイン価格予測を発表
BitMEXのアーサー・ヘイズ創業者が、8月のビットコイン価格について短期予測を公開。8月下旬に開催される米連邦準備制度理事会(FRB)のジャクソンホール会議まで、ビットコインは9万ドルから9万5,000ドルの範囲まで下落する可能性があると警告した。
トランプ家、仮想通貨ベンチャーで巨額の利益
ドナルド・トランプ一家が関与する仮想通貨プロジェクトWorld Liberty Financialが、トークン販売や関連ビジネスの成功により、短期間で数百万ドルの利益を上げたと報じられた。政治的影響力と市場の熱狂が背景にあり、さらなる拡大が注目される。
ソラナのステーキングETF、米国市場で好調な滑り出し
REX-Ospreyのソラナ・ステーキングETFであるSSKが米国で取引開始。初日に1200万ドルの資金流入と3300万ドルの取引高を記録。ソラナのスポット価格追跡とステーキング収益を提供し、投資家の関心を集める。
JPモルガン、ステーブルコイン市場予測を下方修正
JPモルガンがステーブルコイン市場の成長予測を下方修正。規制強化や銀行発行のステーブルコインの競争激化を理由に、2025年の市場規模を当初予測より縮小すると分析。ビットコインや他仮想通貨への影響も注目される。
イーサリアム開発者が新コミュニティ設立、ETH採用を推進
イーサリアムのザック・コールコア開発者が、イーサリアムコミュニティ財団(ECF)を設立。機関投資家のETH採用を促進する取り組みを強化。ETF流入額が1億5000万ドルに達し、ETH価格は3000ドルを目指す。
Webusリップル戦略強化、最大1億ドルの資金調達契約
ナスダック上場のWebusが、リップル・ストラテジー・ホールディングスと最大1億ドルの条件付き資金調達契約を締結。調達資金は、リップル(XRP)を活用した財務戦略に活用される。この発表を受け、同社の株価は急騰した。
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