CZ氏、イーサリアム創設者の医療研究に1000万ドル分BNB寄付

On 7月 2, 2025 at 4:50 am UTC by · 1 min read

バイナンス創業者CZ氏が、イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏が主導するバイオテクノロジー研究に1000万ドル相当のBNBを寄付。

バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)創業者は1日、バイナンスコイン(BNB)1000万ドル相当の寄付を明らかにした

対象は、イーサリアム(ETH)共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が主導するオープンソースのバイオテクノロジープロジェクトだ。

発表はCZ氏のXアカウントで行われ、個人的な使命感に基づく支援だと説明した。寄付は、医療研究とバイオセキュリティの推進を目指すブテリン氏の理念に沿うものだ。

仮想通貨と社会貢献の新たな潮流

ブテリン氏はこれまで、利益よりも公衆衛生を優先する形で、オープンソースのワクチン開発や長寿研究、ウイルス検出技術などの取り組みを積極的に支援してきた。今回の寄付は、こうした活動を後押しする形となる。

CZ氏の行動は、暗号資産(仮想通貨)コミュニティが医療やバイオセキュリティといった現実世界の課題解決へ関心を強めていることを示す。仮想通貨によって得られた富が、世界的な課題に取り組むために活用される事例が増えている。

CZ氏はまた、他の慈善活動へも非公開で寄付を行ったことを示唆しており、近いうちにその成果を共有する予定だという。

YZi Labsとの連携と今後の展望

これらの活動は、CZ氏が協力するベンチャーキャピタルYZi Labsの理念とも一致する。同社はヘルスケアやWeb3、AIに投資し、人を中心としたバイオテクノロジーの解決策を目指している。

YZi Labsのジェネラルパートナーであるジェーン・スパーキング氏は、このパートナーシップについて、利益よりも患者やイノベーターを優先するという共通のビジョンに基づいていると語る。

CZ氏はこの寄付を、使命感を持つ人材を引き付けるためのささやかな貢献と位置づけている。使命を信じることが、同じ志を持つ協力者を自然に集める力になるとの考えを示した。

こうした活動の透明性は、ブロックチェーンに対する技術的な関心だけでなく、その社会的な応用への期待を高めることにも繋がるだろう。

Share:
Exit mobile version