DFDVは17日、約1460万ドル相当のソラナを追加取得したことを明らかにした。総保有量は209万5748SOLとなり、最大規模となった。
ナスダック上場のDeFiデベロップメント(DFDV)は17日、6万2745SOLを追加取得したことを明らかにした。
取得額は現在の市場価格で約1460万ドルに相当する。
今回の取得により、同社のソラナ総保有量は209万5748SOLとなり、評価額は約4億9900万ドルに達した。
この動きは、同社が公開企業として最大のソラナ保有者であることを示すものだ。
1/ The $SOL stackin’ continues. 🚀
Today, we announce that we've purchased another 62,745 SOL.
This brings our total treasury holdings to 2,095,748 SOL – worth approximately ~$499 million as of September 16, 2025. 🧵 pic.twitter.com/PymuKhWzjp
— DeFi Dev Corp. (DFDV) (@defidevcorp) September 17, 2025
戦略的資産としてのソラナ取得
DFDVは今回の取得が、デジタル資産ポートフォリオを多様化し、ソラナへの機関投資家の関心の高まりを活用する広範な戦略の一環であると説明している。
同社はこれまでも積極的にソラナを取得しており、8月29日に40万7247SOL、4日には19万6141SOLを購入した実績がある。
これらの購入資金は最近の株式発行による資金調達によって賄われたと報告されており、同社には今後も4000万ドル以上の暗号資産(仮想通貨)取得余力があるという。
しかし、市場の反応は一様ではない。
過去の購入発表後、ソラナの価格は上昇したものの、DFDVの株価は下落する場面も見られた。
エコシステムへの貢献と今後の展望
DFDVは単なるトークン保有に留まらず、ソラナエコシステムへ積極的に関与する姿勢を示している。
同社は公式発表で、「新たに取得したSOLは長期保有し、自社のバリデーターを含む様々なバリデーターにステーキングする」と述べている。
これにより、ネイティブな利回りを生み出し、ソラナネットワークのセキュリティ強化に貢献する狙いだ。
取得単価は上昇傾向にあり、8月29日の1トークンあたり188.98ドルから、今回は約232ドルとなっている。
資産の蓄積とバリデーターとしての参加を組み合わせるこの戦略は、トークンの価値上昇とステーキング報酬という二重の価値を追求するものだ。
このような戦略的な仮想通貨投資は、長期的な視点を持つ機関投資家にとって魅力的な選択肢となりうる。
同社は同時にDFDV UKの立ち上げなど国際的な事業拡大も進めており、ソラナの今後を見据えた多角的な戦略が注目される。
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