Fineqia、DeFi活用したビットコイン利付ETP上場|年利6%目標

On 7月 2, 2025 at 6:14 am UTC by · 1 min read

資産運用会社Fineqiaがウィーン証券取引所にビットコイン利回りETPを上場。DeFi戦略を活用し、年利6%の収益を目指す。

資産運用会社のFineqiaは1日、ビットコイン(BTC)の利回り付きETPであるYBTCをウィーン証券取引所に上場した。

この商品は、ビットコインの価格変動へのエクスポージャーに加え、分散型金融(DeFi)戦略を通じて追加の収益を生み出すことを目指す。

目標年間利回りは6%に設定されている。

DeFiを活用した利回り戦略

YBTCは、従来の受動的なビットコインETFとは一線を画す。

貸付やステーキングといったDeFiプロトコルに積極的に資金を投入し、利回りを生み出す仕組みだ。

この商品は、ウィーンの多国間取引施設(MTF)で取引されるが、EUの市場濫用規制やオーストリアの証券法に基づく規制義務を順守している。

これにより、欧州の規制下で透明性の高い商品として提供され、機関投資家にとっても魅力的な選択肢となる。

同社は、ビットコインETFの運用資産総額が1,500億ドルに急成長した市場背景を挙げ、YBTCが伝統的な市場とDeFiの架け橋になると位置づけている。

カルダノの利回り付きETN提供

このETPの大きな特徴は、投資家が法定通貨に換金することなく、保有するビットコインを直接預け入れられる点にある。

これにより、仮想通貨保有者の参加プロセスが簡素化される。

Fineqiaは2025年1月に、カルダノ基盤の利回りETNであるYADAをローンチしており、今回のビットコインETPはそれに続くものだ。

先行商品では、得られた利回りの80%を再配分して複利効果を狙う戦略が採用されており、YBTCでも同様の仕組みが期待される。

また、同社は価格設定の方法論でFTSE Russellと提携しており、伝統的な金融商品との整合性やデータの正確性を確保している。

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