ナスダック上場のForward Industriesが15億ドル超のソラナ保有を公表。ステーキングで高利回りを達成し、最大のソラナ保有者に。
ナスダック上場のForward Industriesは15日、同社のソラナ(SOL)保有量が687万SOLを超え、時価15億ドル以上に達したと明かした。
同社は、687万1,559.06 SOLを1SOLあたり平均232.08ドルで取得した。これは総額で約15億9,000万ドルに相当する。
高度なステーキング戦略で高利回りを実現
Forward Industriesは、医療やテクノロジー分野で60年以上の歴史を持つグローバルデザイン企業で、2025年9月にソラナの財務戦略を開始した。
独自の戦略と積極的な財務管理を通じて、1株あたりのSOL保有量を増やすことを目指している。
同社は、自らを「ソラナ財務戦略をリードする企業」と位置付けている。
この成功の背景には、機関投資家レベルのバリデーターインフラがある。
これにより、手数料を差し引く前の年間利回り(APY)で7.01%を達成した。この数値は、ステーキング量で上位10社のバリデーターが報告する平均利回り6.81%を約0.20%上回る。
同社が保有するソラナのほぼ全てが現在ステーキングされており、毎日1,000 SOLを超える収益を生み出している。
最近では、DoubleZeroが提供する機関投資家向けソラナバリデーターノードを立ち上げた。これにより、エコシステム参加者は手数料ゼロでForward Industriesに直接ステーキングを委任できる。
この財務戦略は、Galaxy Digital、Jump Crypto、Multicoin Capitalといった業界をリードするパートナーによって支えられている。
Forward IndustriesのKyle Samani会長は、これらの戦略的提携がソラナ戦略開始からわずか数週間で成功を収めた要因であると述べた。
公開企業として最大のソラナ保有者に
Forward Industriesは現在、公開企業の中で最大のソラナ保有者で、2位のDeFi Development Corp.(約220万SOL)を大きく引き離している。
同社は、ソラナが「世界の金融市場を動かすことができる唯一のブロックチェーン」であると主張している。
その理由として、ネットワークの速度、拡張性、そして優れたアーキテクチャを挙げた。2025年第2四半期には89億件以上の取引を処理し、年初来で10億ドル以上の経済価値を生み出した実績を強調した。
Forward Industriesは、世界最大級のソラナ財務を構築すると同時に、公開企業が財務管理やガバナンスにブロックチェーン技術を統合する方法を示している。
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