
Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。
上場企業のゲームスクエア・ホールディングスは4日、1000万ドル相当のイーサリアム(ETH)を追加購入したと明らかにした。今回の購入で新たに2717 ETHを取得し、同社の総保有量は1万5630 ETHに達した。
今回の購入はイーサリアムから得た収益でまかなわれており、外部資本は不使用。同社は2025年7月に1億ドル規模の財務戦略を発表しており、暗号資産(仮想通貨)を活用した資産管理フレーム構築を目指している。
7月にはすでに500万ドル分のイーサリアムを購入済みで、その後7000万ドルの公募も実施している。
GameSquare has purchased an additional 2,717 of Ethereum for $10 million, increasing treasury holdings to 15,630.07 ETH.
The board also authorized a stock buyback program, funded through net proceeds generated by the onchain yield platform. Onchain yield strategy with… pic.twitter.com/dU4O8eZAKz
— GameSquare Holdings Inc. (@GSQHoldings) August 4, 2025
今回の購入は、仮想通貨投資企業Dialectic社のプラットフォームを介したオンチェーン利回り戦略の開始に続くものだ。この戦略では年率8%から14%のリターンを目指している。
最近のイーサリアム価格の変動にもかかわらず、ゲームスクエアが再購入を進めたことは、イーサリアム市場の回復力に対する長期的な強気の見方と信念を裏付けた。
Dialectic社のMediciプラットフォームとの提携により、自動化されたリスク管理と最適化が可能になる。これにより、標準的なステーキングのベンチマークである年率3%から4%を上回る利回りの生成を目指す。
この先進的なアプローチは、同社が仮想通貨資産から最大限の価値を引き出すための重要な要素となっている。同社のこのような動きは、将来性のある仮想通貨投資の一環として、市場の関心を集めている状況だ。
今回の1000万ドルの購入資金は、2025年7月17日に実施された7000万ドルの公募によって支えられている。その後、追加割当権の行使により、調達総額は約920万ドルに上った。
さらに、イーサリアムの利回り活動から得られた資金は、最大500万ドルの自社普通株を買い戻すプログラムに充当される予定だ。このプログラムは、同社株が1.50ドルを下回って取引されることを条件としている。
これは、効率的な資本配分と、過小評価されている自社株への強い信頼を示す狙いがある。
この戦略は、財務主導の取り組みを通じて株主価値の向上を図ると同時に、仮想通貨ネイティブの資産管理領域で主導的な地位を確立しようとするゲームスクエアの野心を色濃く反映したものだ。
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Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。