ジェミナイ、英国でETHとSOLのステーキング開始

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仮想通貨取引所ジェミナイが英国でイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)のステーキングを開始。同社は最近、ロンドンにオフィスを開設。

暗号資産(仮想通貨)取引所のジェミナイは26日、英国の顧客向けにイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)のステーキングサービスを開始した。

この新サービスにより、利用者はジェミナイのプラットフォームを通じて、保有するイーサリアムとソラナをステーキングし、報酬を得ることが可能になる。

これまで英国の顧客がイーサリアムのステーキングに参加するには最低32ETHが必要だったが、この要件は撤廃された。

ソラナでは最大年率6%、イーサリアムでは変動率で報酬が提供される。

英国市場への戦略的拡大

今回のサービス開始は、ジェミナイの英国市場への戦略的な動きの一環だ。

同社は最近、ロンドンに初の常設オフィスを開設し、英国市場への長期的な関与を表明している。この物理的な拠点確保が、今回のサービス拡充の土台となっている。

また、マルタ金融サービス庁から暗号資産市場規制(MiCA)ライセンスを取得したことも重要な要因だ。このライセンスが、英国で新たなサービスを提供する上での規制上の基盤となっている。

最低預け入れ数量の撤廃は、より幅広い個人利用者がステーキングに参加する道を開いた。伝統的な金融商品の利回りが低迷する中、仮想通貨で受動的な収入を得たいという需要は着実に高まっている。

ジェミナイは、ステーキングの検証プロセスで発生しうるスラッシングと呼ばれるペナルティによる損失を補償することも約束しており、利用者のリスクを軽減している。

ステーキングの重要性

ジェミナイのサービスでは、預け入れた仮想通貨の量に関わらずステーキングプールに参加できる。

報酬は毎日発生し、ジェミナイのアプリ内で確認が可能だ。手数料は、利用者が得た報酬から直接差し引かれる仕組みとなっている。

このステーキングサービスの拡充は、同社の英国市場におけるより広範な戦略の一環とみられる。

最近では、XRP版のクレジットカード発表や、米国顧客向けのRLUSD提供拡大など、立て続けに新展開を見せている。

今回の発表は、規制当局の動向とも関連している可能性がある。

米証券取引委員会(SEC)幹部が「仮想通貨業界の新しい日」に言及するなど、規制環境が好転する兆しもある。

イーサリアムのようなPoSネットワークの安全性と成長にとって、ステーキングへの参加のしやすさは、今後の普及を占う上で重要な要素となるだろう。

ジェミナイは機関投資家レベルのセキュリティで、預け入れられた資産を保護するとしている。

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