グーグル・クラウド、金融機関向けブロックチェーンGCUL公開

On 8月 28, 2025 at 10:48 pm UTC by · 1 min read

グーグル・クラウドが金融機関向けL1ブロックチェーンGCULを公開。国際決済の効率化を目指す。イーサリアムの今後にも影響を与える。

グーグル・クラウドは27日、機関投資家向けの金融アプリケーションに特化した新たなレイヤー1ブロックチェーンGCULを公開した

Google Cloud Universal Ledger(GCUL)は、国境を越えた支払いやリアルタイムの資産決済を簡素化することを目的とした分散型台帳だ。

現在、プライベートテストネット段階にあり、金融機関での採用を目指している。

GCULの概要と中立性という戦略

GCULは、銀行、フィンテック企業、決済処理業者を対象に、数年にわたり極秘に開発が進められてきた。

このプラットフォームは、高性能な分散型台帳として機能する。

業界標準のSolidityではなく、Pythonベースのスマートコントラクトを採用している点が大きな特徴だ。

これにより、Pythonに精通した機関投資家の開発者が参入しやすくなる。

GCULは、競合他社が開発した独自のブロックチェーンとは一線を画し、信頼性の高い中立なインフラとして位置づけられている。

これにより、テザー社やアディエン社のような競合する機関も、特定の企業に依存することなく共通のプラットフォーム上でサービスを構築できる。

この中立性は、競合他社が管理するブロックチェーンソリューションの採用をためらってきた金融機関の懸念に応えるものだ。

グーグル・クラウドは、インフラ提供者としての中立的な評価を最大限に活用する戦略をとっている。

イーサリアムの今後と市場への影響

GCULの立ち上げは、既存のSWIFTなど国際決済システムが抱える非効率性という市場の課題を背景にしている。

24時間365日の決済、低コスト、リアルタイムでの照合といったブロックチェーンの利点が求められている。

今年3月に開始されたCMEグループとのパイロットテストでは、GCULがトークン化された資産の決済において、取引コストを30%削減し、ほぼ瞬時の決済時間を実現したと報告されている。

このテストでは、毎秒1万件以上の取引をサブセカンドのファイナリティで処理し、機関投資家規模の決済能力を実証した。

GCULのような機関投資家向けプラットフォームの台頭は、イーサリアム(ETH)の今後を含めた広範な仮想通貨市場にも影響を与える。

機関投資家のブロックチェーン技術への関心が高まることで、規制の整備や技術の標準化が進み、市場全体の信頼性が向上することが期待される。

しかし、GCULはマネーロンダリング対策や管轄権の問題など、国境を越える取引に関する規制上の厳しい監視に直面している。

グーグルは、AIを活用したコンプライアンスツールを統合し、これらの課題に対処する構えだ。

同社は2025年第4四半期にパブリックテストネットの公開を計画しているが、今後の展開は規制当局との対話に左右される。

金融業界における競合間の力学を乗り越え、共有インフラとして受け入れられるかが、GCULの成功の鍵となる。

こうした動きは、個人の仮想通貨投資にも新たな機会をもたらす。

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