
2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。
大手暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレイスケールは22日、同社のアバランチ・トラストを現物アバランチETF(上場投資信託)に転換するため、米証券取引委員会(SEC)にS-1登録届出書を提出した。
ティッカーシンボルAVAXでの上場を目指すこのETFは、アバランチのネイティブトークンの価格動向に連動する。
アバランチの市場環境は、時価総額で仮想通貨18位の約76億ドルと大きいものの、価格は過去1年で9%下落し、2024年12月の史上最高値から約55%低い水準にある。
今回の申請は、2025年初頭のリップル(XRP)やドージコイン(DOGE)に関する同様の申請に続くものだ。
グレイスケールが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外の仮想通貨ETF商品を拡大する最新の動きとなっている。
実現すれば、投資家は従来の証券口座を通じてアバランチに直接アクセスできるようになる。
申請書類によると、AVAX資産のカストディアンはコインベース・カストディが務め、BNYメロンがファンドの管理者およびトランスファーエージェントを担う見込みだ。
この構造は、承認済みのビットコインやイーサリアムのETFで採用された枠組みを反映しており、現物拠出ではなく現金での組成・償還方式を取り入れている。
グレイスケールは、このETF申請の約1年前にあたる2024年8月、デジタル資産向けの規制された商品の創出戦略の一環として、アバランチ・トラストを私募の形で立ち上げていた。
この動きは、米国で現物ビットコインおよびイーサリアムETFが承認され、同様の金融商品への道筋が示された規制環境の変化の中で行われた。
ナスダックは2025年3月、AVAX ETFの上場許可を求める独自の申請をSECに提出しており、グレイスケールと取引所の間で協調した準備が進められていたことがうかがえる。
ETFが上場するには、SECが関連する19b-4申請を承認する必要があり、規制当局は審査に最大240日間を要する可能性がある。
グレイスケールの申請書は、SECが対応する19b-4申請を承認するまで登録届出書を有効化せず、募集も行わないと明記している。
SECが今後、ビットコインとイーサリアム以外のアルトコインを証券と見なすかどうかの審査を続けており、承認には大きな規制上のハードルが残る。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
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