ナスダック上場企業初、仮想通貨BERAの財務戦略がスタート

On 10月 21, 2025 at 11:28 am UTC by · 1 min read

ナスダック上場のグリーンレーンが1.1億ドルを調達し、Berachain(BERA)を企業財務資産として購入する新戦略。Polychain Capital主導。

グリーンレーン・ホールディングス(GNLN)は20日、1億1,000万ドルの私募増資を実施し、Berachain(BERA)トークンを中心とした暗号資産(仮想通貨)財務戦略の実行する計画を明かした。

Berachainへの戦略的転換

今回の資金調達は、第三者割当増資(PIPE)を通じて行われる。この取引は、グリーンレーンのクラスA普通株式、またはその購入権であるワラントの売買で構成されるという。

グリーンレーンはこの取り組みを通じて、BERAを保有する最大級の上場企業となることを目指している。

同社は、この戦略をBerachain財団が支援する唯一のBerachainデジタル資産財務と位置づけている。

Berachainは、独自のProof of Liquidity(PoL)という仕組みを導入したレイヤー1ブロックチェーンだ。

この仕組みは、チェーン上で事業を展開する企業の成長を加速させ、その価値をBERAトークンに還元するよう設計されている。

取引は慣習的な完了条件を満たした上で、2025年10月23日頃に完了する見込みだ。

取引完了後、ベン・アイゼンバーグ氏が最高投資責任者(CIO)に就任し、ブルース・リントン氏が会長、ビリー・レヴィ氏が取締役に就任する予定となっている。

クラーケンなどが参加

今回の資金調達は、Polychain Capitalが主導し、Blockchain.com、Kraken、North Rock Digitalなど質の高い投資家グループが参加している。

同社は、企業戦略の主軸を仮想通貨へと移行させる大きな転換を図る。

一方で、既存の流通事業も継続する方針だ。調達した資金の純受取額は、主に市場での購入や相対取引を通じたBERAの取得に充てられる。

グリーンレーンは、「BERAの取得状況、財務実績、ガバナンス対策に関する定期的な最新情報を提供する」と述べている。

Berachain自体も、以前にBrevan HowardやFramework Venturesなどから1億5,000万ドルを調達した実績があり、その将来性が注目されている。

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