パンテラ支援のヘリウス、ソラナを初購入|約240億円超

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医療技術企業Heliusがデジタル資産戦略へ転換。財務資産としてソラナを約1億6,700万ドル分購入し、業界の新たな動きとして注目される。

ソラナ(SOL)購入を進める医療技術企業Helius Medical Technologiesは22日、約1億6,700万ドル相当の76万190 SOL枚を平均取得単価231ドルで取得したことを明らかにした。

今回の発表は、従来の事業領域からブロックチェーンインフラの成長を取り込むための戦略的転換の一環だ。

同社は今後、暗号資産(仮想通貨)を主要な財務準備資産として組み入れていく方針を示している。

企業戦略の転換とソラナ購入の背景

今回の動きは、総額5億ドル規模で計画されるデジタル資産財務戦略の第一弾となる。

同社は現在、3億3,500万ドルを超える現金準備金を保有している。この潤沢な資金を活用し、今後もデジタル資産の取得を加速させる計画だ。

この戦略転換は、以前発表されたPantera CapitalおよびSummer Capitalとの提携に基づくものだ。

この提携の目的は、ソラナを長期的な財務準備資産として組織的に蓄積するための専門会社を設立することだ。

Pantera Capitalが資産配分に関する助言を、Summer Capitalが技術的な運用を担当する。

ソラナ選択の理由と今後の展望

Helius社がソラナを選択した背景には、3つの重要な要因がある。

第一に、前述の豊富な流動性が、事業運営に支障をきたすことなく大規模な資産購入を可能にした。

第二に、Pantera Capitalらとの提携により、制度的な専門知識を活用できる体制が整った点だ。

そして第三に、ソラナが持つ高い処理能力を持つブロックチェーン基盤と、そのエコシステムの成長性が高く評価された。

同社は取得したソラナについて、ステーキングや分散型金融(DeFi)での運用も検討している。これにより、資産の利回り向上を目指す。

また、将来的にはトークン化された現実資産(RWA)と、従来のヘルスケア技術分野を融合させる可能性も探るという。

今回の購入はあくまで長期保有を目的としており、短期的な取引は想定していない。

Helius社のこの動きは、上場ヘルスケア企業が主要な仮想通貨を財務資産として採用する先駆的な事例となる。他業種の企業が追随する可能性もあり、今後のソラナの動向と共に注目される。

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