ドージコイン財団の事業部門House of Dogeが、逆買収を通じて来年初頭にナスダック上場へ。ドージコインの主流採用と制度化を目指す。
ドージコイン財団の公式事業部門であるHouse of Dogeは13日、Z世代向けeスポーツ・デジタルメディアプラットフォームBrag House Holdingsとの逆買収を通じてナスダックに上場する最終契約を締結した。
この取引は2026年初頭に完了する見込みで、House of Dogeは合併後の新会社の過半数株主となる。
この動きは、人気のミームコインであるドージコイン(DOGE)を伝統的な金融市場へと橋渡しする重要な一歩と見られている。
— House of Doge (@houseofdoge) October 13, 2025
ナスダック上場に向けた企業再編
今回の取引は、ナスダックに上場しているBrag House Holdingsが、House of Dogeを買収する、逆買収という手法で行われる。
合併後、新会社は約5億9400万株の普通株式と、約6930万株に転換可能な証券を発行する計画だ。
これにより、House of Dogeが新会社の経営権を握る構造となる。
経営陣については、House of Dogeのマルコ・マルジョッタCEOが新会社の最高経営責任者に就任する。
また、新たな取締役会は7名で構成され、そのうち6名はHouse of Dogeによって指名される。
新会社の財務基盤と戦略
合併後の新会社は、5000万ドルを超える投資資金を保有する。
さらに、合計で8億3700万以上のドージコインを管理下に置く。
これには、資産運用会社21SharesのスイスETPが保有する1億700万DOGEと、公式ドージコイントレジャリーが管理する7億3000万DOGEが含まれている。
新会社の収益モデルは多角的だ。
ドージコイン建ての決済を可能にする加盟店向けサービスや、取引データなどを活用した独自のデータ分析ツールを提供する。
加えて、知的財産権やブランドのライセンス事業、そして豊富なドージコイン準備金を活用した運用活動も収益の柱となる。
この戦略は、ドージコイン今後の有用性を制度化し、継続的な収益源を確保することを目的としている。
このような動きは、他のミームコインにも影響を与える。
最終的には、ドージコインが決済通貨として主流で採用されることを目指しており、今回の上場は、その正当性とアクセス性を高めるための大きな一歩となる。
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