JPYC株式会社は、日本円ステーブルコイン「JPYC」がLINEベースのウォレット「Unifi」で5月22日から利用可能になると発表した。LINEアプリ内で直接管理できるようになる。
JPYC株式会社は18日、日本円ステーブルコイン「JPYC」がLINEベースのウォレット「Unifi(ユニファイ)」で22日から利用可能になると発表した。
LINEアプリ内で管理可能に
JPYCは、改正資金決済法に基づき発行される日本円に連動した暗号資産(仮想通貨)だ。
銀行預金や国債などの流動性の高い資産に裏付けられているため、ビットコインなどとは異なり、常に1円と同等の価値を維持するよう設計されている。
価格変動を狙った取引ではなく、日常的な買い物や送金での利用を想定して開発された。
日本政府がステーブルコインの法整備を進める中、JPYCのような規制に準拠した仮想通貨は、今後のデジタル経済を支える基盤として期待を集めている。
今回の連携により、ユーザーは専用のウォレットアプリを新たにインストールする必要がなくなる。
日常的に使い慣れたLINEアプリ内のUnifiウォレットを通じて、直接JPYCを保有・管理できる仕組みだ。複雑な設定を省くことで、初心者でも簡単にステーブルコインを扱える環境が整う。
国内1億人以上のインフラである「LINE」と、「日本円ステーブルコインJPYC」の融合が 5月22日に開始します。
これまでにない全く新しい体験が、いよいよ社会実装されます。… https://t.co/32vyxxnbaQ pic.twitter.com/CY3NsOnaLk
— JPYC株式会社 (@jpyc_official) May 18, 2026
Unifiで取り扱われるJPYCは、アジア市場に特化したブロックチェーン「Kaia Network(カイアネットワーク)」上で発行される。
処理速度が速く手数料が安いため、少額の決済や送金に適したネットワークと言えるだろう。
日本市場でのフィンテックサービスの拡大
LINEのWeb3部門であるLINE NEXT(ラインネクスト)は、Unifiを通じてアジアでのフィンテックサービス拡大を目指している。
JPYCの導入は、日本市場におけるステーブルコインを活用したサービス展開の第一歩と位置付けられている。22日以降、Unifiの日本アカウントを持つユーザーはウォレット内にJPYCを保管できるようになる。
今後はアプリ内での決済に加え、国内送金や海外送金、報酬の受け取りなど、幅広い用途での利用が順次可能になる予定だ。
サービスの開始を記念して、UnifiとJPYCは共同で早期参加者向けのキャンペーンを実施する。
18日から21日までの期間中、X(旧Twitter)でのイベントに参加したユーザーに、総額8万JPYCが配布される。
現金利用の多さや海外送金コストの高さといった課題を解決する手段として、実用的な決済戦略が世界からも注目されている。
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