東証上場クシム、924万円分のETH購入|社名も「HODL1」へ

クシムはイーサリアムの購入と運用開始を発表。同日20ETHを約924万円で取得し、トレジャリー事業に向けた試験運用と位置付け。

赤松 柊弥 By 赤松 柊弥 黒川 理佐 Editor 黒川 理佐 Updated 1 min read
東証上場クシム、924万円分のETH購入|社名も「HODL1」へ

Key Notes

  • クシムがイーサリアムの購入と運用開始を発表.
  • 20ETHを約924万円で取得し、試験的な運用を行う.
  • 「HODL 1」への社名変更とETH保有戦略を掲げている.

東証スタンダード市場に上場するクシムは26日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)20枚を約924万円で取得し、運用を開始した。

同社は24日に社名を「HODL 1(ホドルワン)」へ変更する計画も公表。

Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業への転換を加速させている。

財務戦略の一環として試験運用を開始

クシムは今回のETH取得について、短期的な価格変動による売買益を目的としたものではないと説明。

将来の事業機会および資本効率向上に資する「戦略的資産」として位置づけている。

今回の購入は、本格的なトレジャリー事業推進に先立つテスト段階との位置づけ。

運用利率とリスク管理のバランスを検証・精緻化することが目的となる。

同社は仮想通貨・ブロックチェーン領域における中心的なプレイヤーとの協業を通じ、持続的な事業基盤の構築を目指す方針を掲げている。

「ETH DAT企業No.1」を目指す新体制

クシムは24日、2026年2月2日付で商号を「株式会社HODL 1」に変更する計画を明らかにしている。

新社名の「HODL」は、新しい仮想通貨において長期保有を是とする戦略を指すネットスラングで、同社の経営姿勢を反映したものとなる。

同社が掲げるビジョンはETH DAT(イーサリアム・デジタル・アセット・トレジャリー)企業No.1の確立。

イーサリアムを企業の財務資産として保有・運用する分野でトップを目指す。

新経営体制では、クシムの田原弘貴代表取締役CEOが引き続き経営を統括。

取締役6名のうち5名が仮想通貨・Web3分野の専門家という構成で、トレジャリー戦略を推進する体制を整えている。

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赤松 柊弥
Coinspeakerニュースライター 赤松 柊弥

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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