ビットコイン(BTC)は13日、一時12万4,457.12ドル(約1,820万円)まで急騰し史上最高値を更新。市場では約3.97億ドルの清算が発生した。
市場心理と価格上昇の背景
今回の価格高騰は、複数の市場要因が重なった結果とみられる。ビットコインは過去8取引日のうち7日で上昇しており、勢いを増していた。 市場心理を示すFear & Greed Indexは「強欲」を意味する68を記録し、投資家の強気な姿勢がうかがえる。 また、機関投資家による採用の広がりや、決済手段としての受容が進んでいることも、価格を押し上げる要因となっている。 市場は短期的な調整をこなしながらも、強い買い意欲に支えられて回復している。年初来では31.47%の上昇を見せており、ビットコインの長期的な価値に対する市場の信頼が反映されている。ビットコイン関連ニュース
ギャラクシー、180億円規模の仮想通貨ヘッジ戦略を開始
ギャラクシー・デジタルは、DeFiプラットフォームに1億2,500万ドルを送金。現物買いと空売りを組み合わせた高度なヘッジ戦略を実行。対象銘柄には、ビットコインやミームコインも含まれる。機関投資家によるDeFiの積極的な活用事例として注目を集めている。
イーロン・マスク氏率いるSpaceX、BTC保有高が10億ドル突破
SpaceXのビットコイン保有額は、BTC価格の上昇により10億ドルを突破した。2025年7月、3年以上ぶりにBTCの移動が確認されたが、売却ではなく内部の資産管理とみられている。企業の財務準備資産としてデジタル資産を保有するトレンドを反映した動きとして注目されている。
米Thumzup、5,000万ドル調達でBTCなど取得へ
米広告テック企業Thumzupは、二次公募で約5,000万ドルを調達した。調達資金は、仮想通貨マイニング事業の立ち上げとデジタル資産の取得に充てられる。ビットコイン、イーサリアムなど複数の主要な仮想通貨を保有し、事業の多角化を目指す。
メタプラット、アジアトップのビットコイン保有企業に
メタプラネットは2025年第2四半期決算で、ビットコイン戦略により174億円の経常黒字を達成した。ビットコイン保有量は18,113 BTCに達し、企業保有量で世界4位、アジアでは首位となった。年初来のビットコイン購入に2,422億円を充当し、468.1%という高いリターン率を実現した。