米コインベースがアルトコインAsterの現物取引を開始。上場により流動性が向上し、次世代DEXとしての特徴にも注目が集まっている。
次世代DEXとしての機能と特徴
今回の上場により、Asterが備える次世代分散型取引所(DEX)としての機能にも注目が集まっている。 Asterは、現物取引と無期限先物取引の両方を提供している。イーサリアムやソラナ、BNBチェーンなど複数のブロックチェーンに対応し、グローバルな取引基盤を目指す。 同プラットフォームの大きな特徴は、リキッドステーキングトークンなどを担保として利用できる点にある。これにより、トレーダーは保有資産を有効活用しながら、効率的に取引戦略を実行できる。 また、24時間の無期限取引やグリッド取引などの高度な機能を備えている。透明性と自己管理権を維持しながら、中央集権型取引所のような高速な約定速度の実現を図っている。アルトコイン関連ニュース
ナスダック上場のCEAインダストリーズは、1300万ドル相当のバイナンスコイン(BNB)を追加購入し、総保有量が51万5054枚に達した。平均取得単価は約851.29ドルで、BNBを主要準備資産とする戦略を採用。2025年末までにBNB総供給量の1%を保有する目標を掲げ、10X Capital主導の5億ドル資金調達で支えられている。8月以降、運用利回りは約1.5%を実現。資産集中リスクはあるものの、BNBチェーンの機関採用拡大を長期的強気材料と位置付けている。
資産運用大手フランクリン・テンプルトンは18日、現物型XRP ETFの取引をシカゴ・オプション取引所で開始した。今週中に計4本、さらに21日以内に3本の追加承認が見込まれる。ビットワイズやカナリー・キャピタルなど主要金融機関も申請済みで、承認プロセスは政府機関閉鎖解除で加速している。機関投資家の参入によりXRP流動性が大幅に向上し、価格は過去最高3.80ドルへの回復も期待される。市場に新たなモメンタムをもたらす重要イベントと位置付けられる。
ファイルコイン財団と開発チームFilOzは18日、分散型クラウドFilecoin Onchain Cloudを正式発表した。検証可能なストレージ、高速検索、プログラム可能な決済をオンチェーンで提供し、中央集権クラウド依存の課題解決を目指す。開発者はSynapse SDKで検証可能なアプリ構築が可能で、透明性と所有権を重視したインフラを提供。テストネットは2025年稼働済みで、メインネットは2026年1月予定。既にETHやENSなどとの統合も進行中で、Web3分野での耐障害性向上が期待される。
米大手取引所コインベースは18日、トンコイン(TON)を上場し、TON-USDの現物取引が太平洋時間午前9時に開始された。ユーザーは売買、送受信、保管が可能で、入金はTONネットワークのみ対応。取引開始時は指値注文のみ受け付け、その後オークション期間で初値が決定される。コインベース・ベンチャーズの投資も明らかになり、TONはテレグラムとの統合を進めるエコシステム拡大が期待される。アナリストは価格5%上昇の可能性を指摘している。
Asterは上場に先立ち、総供給量の1.5%にあたるエアドロップや、賞金総額1000万ドルの取引大会を実施した。これらの施策はユーザーの參加を促し、市場の流動性を高める狙いがある。 開発チームは、今後2四半期でトークンの有用性をさらに拡大する計画だ。具体的には、ステーキング機能の導入やガバナンスへの参加権、手数料割引などが予定されている。 また、2026年第1四半期にはメインネットの立ち上げも目標としている。コインベースへの上場を足掛かりに、競争の激しいDEX市場でのシェア拡大を目指す構えだ。
