イーサリアムの機関投資家向けインフラを開発するEtherealizeが、Electric Capital主導で4000万ドルの資金調達したことを明らかにした。
To accelerate our institutional blitz, we have raised a war chest of capital.
— Etherealize (@Etherealize_io) September 3, 2025
We closed on our $40mm round led by incredible partners: @ElectricCapital and @paradigm,
Along with participation from individuals and community members across the Ethereum ecosystem.
(7/12) pic.twitter.com/VdBd0Po7VW
機関投資家の関心高まるイーサリアム、Etherealizeがウォール街との橋渡し
イーサリアム財団出身、同社のダニー・ライアン共同創設者は、「過去10年間で、イーサリアムは実験的な試みから、世界で最も実戦的なオープン金融ネットワークへと進化した」と述べた。 同週には、上場企業が12億ドル相当のイーサリアムを財務資産に加える動きも見られる。 Etherealizeは、ウォール街がビットコインほどイーサリアムに関与していない現状の隙間を埋めることを目指している。 調達した資金は、主に3つのインフラ開発に充てられる。 具体的には、トークン化資産の取引・決済のためのゼロ知識プライバシー基盤、機関投資家向け決済エンジン、トークン化された債券市場に流動性をもたらすアプリケーション群だ。 ライアン氏はこれを機関投資家のマージと表現している。 従来の金融システムを、より安全でグローバルな基盤へとアップグレードする試みだ。 同社はイーサリアムを単なる投資対象ではなく、金融機関の業務に直接組み込むことを目指す。 財団やブテリン氏との関係も、その信頼性を高めている。イーサリアム関連ニュース
イーサリアム基盤のミームコインTOKEN6900(T6900)は3日、DEXに上場し、時価総額570万ドルに達した。一時的な下落後も、31万ドルの流動性ロックと4400万トークンのステーキングが価格を支えている。SPX6900と正の相関性を持つことから、専門家は今後のさらなる上昇を予測。先行プロジェクトの成功例から、TOKEN6900は早期から高い関心を集め、100倍以上のリターンへの期待が高まっている。
ドージコイン(DOGE)は現在、価格が下落しているものの、ハウス・オブ・ドージの設立や、10月18日に迫る現物ETF承認期限など、反発を後押しする材料がある。一方で、イーサリアム上でローンチされた新ミームコインMaxi Doge(MAXI)が注目を集めている。同銘柄は175万ドル以上の資金を調達し、将来的に100倍成長や年利175%のステーキング報酬が提供されるとして、ドージコインを超える成長が期待されている。
イーサリアム現物ETFは8月29日までの5日間で、史上4番目の規模となる合計10億8000万ドルの純流入を記録した。対照的に、ビットコインETFは同期間に4億4070万ドルの純流入にとどまった。この背景には、機関投資家によるビットコインからイーサリアムへの戦略的な資金ローテーションがあると分析されている。また、8月全体でもイーサリアムETFが38億7000万ドルの純流入を記録した一方、ビットコインETFは5ヶ月ぶりの純流出となり、両者のパフォーマンスは対照的な結果を示した。
イーサリアム財団は8月29日、ユーザー体験向上を目指す新戦略を公開した。従来のスケーリング重視から方針を転換し、相互運用性を最優先課題に位置づける。レイヤー2間の連携をスムーズにし、エコシステムの断片化を解決するのが目的だ。中核技術として、イーサリアム相互運用性レイヤー(EIL)とオープンインテントフレームワーク(OIF)を開発。これにより、ユーザーは複雑な操作なしに、単一チェーンのようにシームレスな取引が可能になる。
イーサリアム財務企業のETHZillaは8月26日、2億5000万ドルの自社株買いプログラムを承認した。同社は現在、4億8900万ドル相当の10万ETH以上を保有し、平均取得価格は3948ドル72セントだった。自社株買いは株主価値の最大化を目的とし、発表後株価は6%上昇した。この戦略は、ETH保有量拡大と株主還元を両立させ、同社を上場企業で5番目に大きなイーサリアム財務企業へと押し上げた。