2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。
元米証券取引委員会(SEC)委員長のゲーリー・ゲンスラー氏は2日、ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)は高リスクな資産であるとの見解を示した。
ゲンスラー氏は、大半の仮想通貨に対する長年の懐疑的な姿勢を改めて強調した。同氏は「仮想通貨はリスク資産だ」と述べ、世界中の人々が魅了されているものの、非常に投機的で変動が激しい資産であると指摘した。
特にビットコインを他のデジタル資産と区別し、規制の観点からはコモディティに近いとの認識を示した。一方で、米ドルに裏打ちされたステーブルコインを除く数千種類のトークンについては、ファンダメンタルズによる裏付けが欠けていると警告した。
同氏は2021年から2025年までSEC委員長を務め、在任中はデジタル資産プラットフォームに対する積極的な法執行を主導した経歴を持つ。
ビットコインはデジタル資産の中で最も認知され、比較的高い信頼を得ていると評価する一方、それ以外のトークンにはキャッシュフローや配当といった本質的な価値指標がないと論じた。
また、多くの仮想通貨プロジェクト、特に新規トークンやミームコインは、価格が劇的に急騰した後、価値が80〜90%も急落することが頻繁にあると指摘した。
投資家に対しては、機能的な有用性よりも価格上昇への期待だけで購入することのリスクを訴えている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。