分散型取引所ハイパーリキッドが急成長し、独自トークンHYPEは最高値を更新。8月の収益も過去最高を記録する見込み。
ハイパーリキッドの急成長を支える要因
ハイパーリキッドは、中央集権型取引所に近い処理能力を持つ独自のレイヤー1ブロックチェーン上で運営される分散型デリバティブ取引所だ。 2024年第4四半期から爆発的な成長を遂げ、預かり資産総額(TVL)は同四半期に5億6,400万ドルから20億ドル以上に急増した。 2025年6月30日時点では35億ドルに達しており、年初から70.8%の増加を見せている。 この成長の背景には、いくつかの要因がある。高度なマッチングエンジンはマーケットメーカーに有利な仕組みを提供し、流動性の向上に貢献している。 また、プロトコルレベルのハイブリッド流動性プール(HLP)は、注文板で取引が成立しない場合にカウンターパーティとして機能する重要なインフラだ。 特に影響力が大きいのがトークン経済モデルで、取引手数料の92〜97%がHYPEトークンの買い戻しに充てられる。この仕組みにより、年間で循環供給量の約14%が吸収される計算になる。 さらに、Phantom Perpsと提携するなど、Web3インフラとの戦略的パートナーシップも成長を加速させている。アルトコイン関連ニュース
新アルトコインT6900、プレセール終了まで残りわずかに
新しいアルトコインであるTOKEN6900(T6900) は、先行トークン販売が間もなく終了する。執筆時点までに280万ドル以上の調達に成功しており、市場の注目を集めている。
アルトコインCRO、3年ぶりに最高値更新
トランプ・メディアとCrypto.comが戦略的提携を発表し、クロノス(CRO)を共同で管理する事業体を設立。提携の発表を受け、CROの価格は40%以上急騰し、3年ぶりの高値を記録。トランプ・メディアは自社プラットフォームでCROを報酬トークンとして採用し、実用化と普及を促進する見込み。
リップルのRLUSD、Aaveの新サービスで利用可能に
Aave Labsが機関投資家向けRWAレンディングプラットフォーム「Horizon」をローンチした。リップルのステーブルコインRLUSDがHorizonで利用可能となり、機関投資家はRWAを担保に借り入れできる。イーサリアム上で稼働し、BlackRockなどの参入で高まるRWA市場の需要に応えるものだ。
機関のソラナ保有量、827万SOLに到達
13の企業や機関が合計827万7,000 SOLを保有していることが判明した。米政府によるデジタル資産備蓄計画や規制環境の整備が、機関投資家のソラナ参入を後押ししている。SharpsやSOL Strategies社などの企業は、ステーキングやエコシステム支援を通じて、ソラナを戦略的資産として積極的に活用している。
ハイパーリキッド、月間取引高でロビンフッド超え
ハイパーリキッドが2025年7月、月間取引高でロビンフッドを930億ドル上回り、3ヶ月連続で優位を保った。高性能なインフラ、トークンインセンティブ、機関投資家の参加がハイパーリキッドの急成長を後押ししている。ユーザー数は少ないながらも高い取引高を記録し、分散型金融(DeFi)の成熟と市場構造の変化を示唆している。