RevolutがPolygonと提携し、アプリ内でのステーブルコイン送金と仮想通貨機能を強化。イーサリアム技術で高速・低手数料の取引を実現。
Revolutアプリで実現する新たな仮想通貨体験
この統合により、Revolutユーザーはアプリを通じてUSDCやUSDTといったステーブルコインをほぼ瞬時に、最小限のガス代で送受信できるようになった。 プラットフォームは現在、仮想通貨取引、PolygonのネイティブトークンであるPOLのステーキング、Revolut Rampを介した法定通貨から仮想通貨への交換をサポートしている。 Revolutの広報担当者はCoinDeskに対し、「これらの資産がRevolut内でPolygon上で利用可能になるのは初めてであり、ユーザーが実際に送受信できるのも初めてだ」と述べた。 今回の統合は、ネットワーク容量とスケーラビリティを強化したPolygonのRioアップグレードを活用している。規制を遵守しながら、Revolutの伝統的な金融インターフェース内でシームレスなブロックチェーン機能が実現した。イーサリアム関連ニュース
イーサリアム特化の資産企業ビットマイン・イマーション・テクノロジーズ(BMNR)は17日、保有資産が118億ドルに達し、355万9879ETHを保有する世界最大のイーサリアム機関投資家となった。トム・リー会長は、「イーサリアムが今後10〜15年でマクロ取引の中心となる」と分析。BMNRはAIを活用したポートフォリオ戦略を実施し、ステーキングや将来性の高いプロジェクトへの投資も展開している。次期アップグレードFusakaやウォール街のブロックチェーン移行を背景に、スーパーサイクル到来を見込む。株価は前日比16.67%高の35ドルに急騰した。
イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は16日、プライバシーとセキュリティを強化する暗号化ツール、Kohakuを公開した。オープンソースのフレームワークで、開発者はモジュール式ツールやSDKを活用し、取引時に必要最小限の情報のみを公開するウォレットを構築可能。Ambireウォレットを基に開発され、公開台帳の透明性によるプライバシー課題を解決する。プライバシー重視のトークンは過去30日で市場平均を65.3%上回り、今後はZKブラウザやMixnet統合などの先端技術導入も計画。専門家47名のプライバシークラスターが支え、イーサリアムの成長戦略の中核に位置づけられる。
イーサリアムは18日、心理的節目の3000ドルを下回り一時2960ドルまで下落し、8月の最高値4956ドルから約40%の調整となった。ビットコインの急落が波及し、市場全体の時価総額は2兆ドルを割った。個人投資家の売却が加速する一方、大口投資家は購入機会と捉え、現物ETFには1日1250万ドルの資金流入が確認された。アナリストの見解は分かれ、2750ドルまでの下落を警戒する声と反発期待の声が混在している。
今回の提携背景には、Polygonがステーブルコイン領域で存在感を高めていることがある。ネットワーク上には約36億ドル相当が流通し、直近30日で1億5300万件以上の取引が処理された。Polygon Labsのマーク・ボワロンCEOは「決済体験にブロックチェーンを自然に統合することが未来を拓く」と述べている。規制面では、決済部門責任者アイシュワリー・グプタ氏が「ブロックチェーン決済の可能性を議員に示すことが目的」と説明。RevolutはMiCAライセンスも取得しており、将来の独自ステーブルコイン発行の可能性がある。さらにMastercard連携により、仮想通貨を使ったカード決済が実現し、国境を越えた送金や資産管理機能の強化が進む見通しだ。
