カナダのマタドール社、BTC最大6000枚取得へ|長期戦略始動

On 7月 18, 2025 at 3:26 pm UTC by · 1 min read

カナダのマタドール・テクノロジーズが、2027年までに6000BTCを取得する計画を公表。9億カナダドルの資金調達を目指す。

カナダ上場企業マタドール・テクノロジーズは16日、2027年までにビットコイン(BTC)を最大6000枚取得する戦略を明らかにした

同社は既存の77.4 BTCに加え、2026年までに1000 BTCを保有するという中間目標を掲げている。この計画の資金調達のため、カナダの証券規制当局に9億カナダドルの目論見書を提出した。

資金が全額調達された場合、1BTCあたり平均15万1659カナダドルで約5934 BTCを取得できる見込みだ。

大規模取得の背景と目標

この大胆な戦略は、マタドール社を世界の暗号資産(仮想通貨)企業保有ランキングでトップ20に押し上げることを目指すものである。

同社は最終的に、ビットコインの総供給量の1%を保有するという長期的な目標を掲げている。これは、ビットコインを単なる財務準備資産としてではなく、事業運営とインフラを含むエコシステムの中核として統合する同社の姿勢を反映している。

この動きは、ビットコインの長期的な価値に対する企業の強い信頼を示すものだ。また、ビットコイン現物ETFの承認や、ドバイやカナダといった国々での規制整備など、世界的な機関投資家の採用拡大という大きな潮流とも一致している。

計画の実現性と資金調達

この戦略の実行は、3つの重要な要素に左右される。資金調達の可否、ビットコイン価格の変動を含む市場状況、そしてカナダ国内外の規制動向である。

特に価格変動は、割り当てられた資金で実際に取得できる仮想通貨の数に影響を与える可能性がある。

資金調達は目論見書による公募だけでなく、多様な手段を検討している。具体的には、アット・ザ・マーケット・オファリングや転換社債型新株予約権付社債の発行、非中核資産の売却などが含まれる。

さらに、ビットコインを担保とした融資や戦略的提携、買収も選択肢だ。

マタドール社は、規律ある取得方針を掲げ、各購入は価格や時期、資本への影響を慎重に評価。1株あたりのビットコイン保有量を最大化することを優先するとしている。

このような戦略は、将来の価値上昇を見込んだ仮想通貨投資の一環であり、企業の財務戦略に新たな選択肢をもたらすものである。

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