トランプ停戦発表でミームコイン急騰｜取引高は32%急伸

Updated 16時間 ago by 大智倉元 · 1 min read

停戦合意を受けミームコイン市場が急回復。ドージコインなどが大幅上昇し、リスクオンセンチメントが強まった。今後のアルトコイン市場の動きが注目される。

ミームコイン市場は24日、地政学的情勢の好転を受けて急回復を見せた。

トランプ米大統領がイスラエルとイラン間の12日間にわたる紛争の停戦を発表したことを受け、市場ではリスク選好の動きが強まり、暗号資産（仮想通貨）市場全体が押し上げられた。

主要ミームコインが市場回復を牽引

ミームコイン市場は過去24時間で時価総額が12%増加し、取引高は32%増加した。この動きは、市場心理の劇的な好転を物語っている。

この回復を主導したのは主要なミームコインだ。ドージコイン（DOGE）は8.15%上昇し、0.1663ドルに達した。同様に、ペペ（PEPE）は約11%、シバイヌ（SHIB）は約9%の上昇を記録し、市場の活況に貢献している。

また、ソラナ基盤のBONKに関連するコインにも再び注目が集まっており、ミームコインセクター全体への関心の高さがうかがえる。

今回の急回復の最大の要因は、地政学的リスクの後退である。停戦の発表は投資家心理を好転させ、紛争中に見られた下落傾向を覆した。

デリバティブ市場のデータもこの強気のセンチメントを裏付けている。DOGE、SHIB、PEPEのデリバティブにおける資金調達率がプラスに転じており、これはレバレッジをかけた買いポジションへの需要が高まっていることを示す。

世界的な不安定さが和らいだとの認識から、投資家はよりリスクの高い資産であるミームコインへと資金を振り向けた。このリスクオンセンチメントへの転換が、今回の急騰を支えた。

この流れは他のプロジェクトにも波及しており、ビットコイン（BTC）の回復基調と連動し、新たなユーティリティを持つプロジェクトへの関心が高まっている。

このような市場環境の中、特に注目を集めているのが、イーサリアム基盤のERC-20ミームコイン「BTC Bull （BTCBULL）」だ。

ホワイトペーパーによると、「公式ビットコインミームコイン」を掲げるこのプロジェクトは、単なるミーム文化の枠を超え、ビットコインの価格上昇と連動して保有者に報酬を与えるという画期的な仕組みを導入している。

具体的には、ビットコインが10万ドル、12万5000ドルといった特定の価格マイルストーンに到達するたびに、トークンのバーン（焼却）やビットコイン自体のエアドロップ（無料配布）が発動される計画だ。

このユニークな仕組みは投資家の強い関心を呼び、プレセール開始後わずか48時間で100万ドル（約1億5000万円）以上を調達するほどの成功を収めている。現在のプレセール価格は1BTCBULLあたり0.00235ドルで、早期参加者には年率57%という高い利回りのステーキング報酬も提供される。

プロジェクトの信頼性を担保するため、セキュリティ監査も実施済みであることも公表されている。

BTC Bull Tokenは、ミームコインのエンターテイメント性と、ビットコインの長期的な成長ストーリーを結びつけることで、仮想通貨市場に新たな投資の選択肢を提示していると言えるだろう。ミームコイン市場の回復とビットコインへの再注目が重なる今、その動向から目が離せない。