メタプラネット、ビットコイン追加購入で保有量2万BTCに到達

東証上場企業メタプラネットがビットコインを追加購入し、総保有量が2万BTCに到達。アジア最大の保有企業としての地位を固めた。

宇城 良 By 宇城 良 Updated 1 min read
メタプラネット、ビットコイン追加購入で保有量2万BTCに到達

Key Notes

  • 日本のメタプラネットが164億円相当のビットコインを追加購入し、総保有量が2万BTCに到達した.
  • 今回の購入により、同社は世界の企業BTC保有ランキングで6位に浮上した.
  • 積極的な資金調達と購入戦略を継続し、2025年末までに3万BTCの保有を目指している.

日本の東証上場企業であるメタプラネットは1日、1009BTCを追加取得した

購入総額は約164億8000万円に上る。

今回の購入により、同社のビットコインの総保有量は2万BTCに達した。

累計取得金額は約3023億円となる。

積極的な財務戦略と今後の目標

公式発表によると、今回のビットコインは1BTCあたり平均11万1068ドルで購入された。

メタプラネットは4月からビットコインの購入を開始しており、急速に保有量を増やしている。

この追加取得で、同社は世界の企業ビットコイン保有量ランキングで6位に浮上し、米マイニング大手Riot Platforms社を上回った。

メタプラネットは2025年初頭、同年末の保有目標を1万BTCから3万BTCへと引き上げていた。

この目標を達成するためには、年末までの残り4カ月で毎月約2500BTCを取得する必要がある。

この発表に先立ち、同社は8月25日に国際的な株式公募を通じて1300億円を調達する計画を明らかにしている。

調達資金の大半は、今後2カ月間のさらなる仮想通貨投資に充当される予定だ。

また、投資ファンドEvo Fundによるワラント行使に伴い、1150万株の新株を発行したことも同時に公表された。

これにより約6573万ドルを調達し、その一部は既発債券の早期償還に充てられる。

同社のサイモン・ゲロヴィッチCEOは、将来的に保有ビットコインを担保に資金を借り入れ、キャッシュフローを生む事業を買収する戦略を示している。

事業内容と市場の反応

メタプラネットは単なるビットコイン保有企業ではなく、ホテル資産の再生・運営やWeb3プロジェクトのコンサルティングなども手掛ける。

同社は2027年までにビットコイン総供給量の約1%に相当する21万BTCを保有するという長期目標を掲げている。

発表後の市場の反応は様々だった。

日本の株式市場では同社株価が下落した一方、米国上場株式は前週末に上昇して引けていた。

ビットコインの価格は発表後にわずかに下落し、同社の積極的な戦略に対する市場の複雑な見方を反映した。

メタプラネットは、保有状況を公開するトラッカーを設置しており、その透明性を確保している。

Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。

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宇城 良

仮想通貨ライター。取引歴5年、ブロックチェーン技術の解説から市場分析、DeFi・NFTの最新動向までカバーします。複雑なトピックを分かりやすく解説し、皆様の的確な意思決定をサポートします。

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