2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。
米ナスダックは13日、株価指数「ナスダック100」の年次銘柄入れ替えの結果を公式に発表した。
今回の発表により、ビットコイン(BTC)を大量に保有することで知られるマイクロストラテジーの残留が確定した。市場の一部では同社が除外されるとの観測もあったが、引き続き主要な構成銘柄としての地位を維持することになる。
この変更は12月22日の取引終了後に適用される予定だ。
ナスダック100指数は、金融セクターを除く国内外の時価総額上位100社で構成される主要な株価指数だ。今回の定期入れ替えでは合計6社が除外され、新たに3社が追加されることになった。
ナスダック側は、この変更が市場のパフォーマンスを正確に反映し続けるための定期的なメンテナンスの一環であると説明している。
マイクロストラテジーは、マイケル・セイラー会長の主導によりビットコインを積極的に蓄積する戦略をとってきた。
この戦略は時に議論を呼ぶこともあるが、今回の残留決定は、デジタル資産への露出を持つ企業に対し、伝統的な指数プロバイダーが柔軟な姿勢を示している証拠といえる。同社の時価総額や流動性は、指数の採用基準を十分に満たしていると判断されたようだ。
マイクロストラテジーは代表的なビットコイン関連株として知られており、多くの投資家がその動向に注目している。
ナスダックでの残留が決まったことで、市場関係者の関心は次の大きな節目へと移っている。
世界の主要な指数プロバイダーであるMSCIは、来年1月にビットコイン関連企業をベンチマークから除外するかどうかの判断を下す予定だ。この決定は、機関投資家による暗号資産(仮想通貨)セクターへの資金流入に大きな影響を与える可能性がある。
プロシェアーズの分析によると、市場のリーダーシップは常に変化しており、過去の勝者だけに焦点を当てた戦略は不十分であるという。
マイクロストラテジーのような革新的なビジネスモデルを持つ企業が主要指数に留まることは、市場評価の成熟を示唆している。投資家は、ナスダックに続く形でMSCIがどのような判断を下すのか、動向を注視する必要がある。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。